「【”執着と大好き・・”大都会で生きるのはキツイのだろうか・・。序盤は??だったが、後半、前向きな気持ちになれる、大都会で生きる男女13人の姿を鮮明に描いた群像劇。善性溢れる脚本も良い。】」スパゲティコード・ラブ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”執着と大好き・・”大都会で生きるのはキツイのだろうか・・。序盤は??だったが、後半、前向きな気持ちになれる、大都会で生きる男女13人の姿を鮮明に描いた群像劇。善性溢れる脚本も良い。】
ー 序盤から、短いカットを繋いで、13人の男女の大都会で生きる日々が描かれる。-
・大好きだったアイドルが突然引退し、やる気を失い”1000個の配達を達成したら・・”と心の中で思いながら街中を走るフードデリバリーの青年
・死ぬことについて、延々と不毛な議論をする高校生男女
・ラブホで、”執着と大好き”について、語りながらカレーライスを頬張る男女
・売れないコミュ力だけが自慢だった男
・愛人に尽くす事だけが生き甲斐の女
・高飛車な”親の七光り”だけで生きている広告クリエイターの女
・売れないシンガーソングライターの女
・コンビニで、宿題の人生設計をめんどくさそうにやる中学生
・・・等々、一見繋がりの無い明日の見えない苦しい日々を送る若者達の姿が、前半で描かれるが、やや退屈。
■が、後半これらの男女の関係性が微妙にリンクしていく過程が面白い。
そして、彼ら、彼女達が苦労しながらも、善性を保ちながら生きる姿も、印象的である。
<前半はやや退屈だったが、後半はそれぞれの若者達が、少しだけ前を向いて生きて行こうとする姿が描かれており、脚本が上手いなと思った作品。
敢えて、名は出していないが、熟練の若手俳優の姿も、この作品の質を上げていると思います。>