「知らない土地みたいな作品」場所はいつも旅先だった 盲田里亭さんの映画レビュー(感想・評価)
知らない土地みたいな作品
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知らない国の町にいる知らない人の人生の一部をありのまま映した作品。旅人(インタビュアー?)の方針はあえてその人物に深く関わらず、表面的なことしか映さない。だから観る人は旅人でもあり通行人でもあるような感覚になる。ドキュメンタリーという程でもない。
映画なのかテレビなのか個人制作動画かなんかなのか、分からない。でも、それでいい。作った人、撮った人が誰かも知らないし、映っている人物に知ってる人は一人もいなかった。正に知らない土地の旅だ。
この作品は、土曜日の午前と午後の間に起きて、ぼやっとする頭で湯を沸かして、少し長い朝食を食べるような時に見る様な作品だと思う。食後に思い立ってコーヒーを沸かす、少し冷まして飲み終わるくらいに見終わる作品だ。
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