パンケーキを毒見するのレビュー・感想・評価
全106件中、81~100件目を表示
昨今この国の現状を知るに当たって
難しい話は疲れる、暗い話はうんざりする、くだらない茶番は見るに耐えずすぐ飽きる。そういう要素の中でこの作品はものすごく際どいバランスの上で成り立っているのではないかと思った。
登場する人物も話す内容も行き過ぎず足りな過ぎず、構成も飽きや疲れを抱きにくい非常に万人向けの内容で、あまりこういったことに免疫のない人でもストレスを感じずに要点を掴める良作ではないかと思う。
事態は思っていたよりもずっと致命的だし思っているよりずっと複雑で、正直もうどうにもならんのでは?というのが正直な感想だが、それでも今後どうにかなろうがならなかろうが、これらの現状にしっかりと向き合わなければならないと思う。そうしたことに触れる最初の一手として、この作品はかなり好適なのではないかと思った。
もし少しでも興味があるのなら是非是非とも見に行くことをお勧めする。制作者のいうように肩肘張らず気負わずに、色眼鏡は捨ててぜひゆるりと席にもたれて鑑賞するのが良いでしょう。鑑賞料を払うに値してあまりある価値がこの作品にはある。
最後にこの厳しい状況下にあってなおこの作品の制作に尽力し協力された方々に最大限の賛辞を送りたい。そしてまだこのような作品を世に出せることに、この国のわずかばかりの希望を感じた。沈黙は死だ。
揶揄されているのは「総理」ではなく「国民」
映画館に補助席が設置されるほど『おじさん』や『おばさん』で超満員の中、パンケーキを毒見してきました!
オリンピック期間中に公開日を合わせることを前提にした企画だったようなので、制作期間の短かさからか、少々物足りないと感じる面もありますが、現役総理をコミカルに揶揄した意欲的な作品です。
僕が感じた本作の特徴は、出演者が少ないこと。批判的な立場の出演者だけで固めずに、好意的な意見も出るような構成にしたかったようですが、政治家以外でも、例えば懇意にしている「パンケーキ屋さん」などからもことごとく出演NGの返事。
しかしこの出演NGであるという事実は、「空手の達人」であり、書籍「喧嘩の流儀」の主役、そしてパワーゲームで総理大臣にまで登りつめた「ガースー総理大臣」の独特な威圧感の表れなのだとも感じました。
都合の悪い事は権力でねじ伏せ、公文書を改ざんして「無かったこと」にしたり、権力の監視役であるマスコミには放送免許の剥奪をチラつかせ、閉鎖的で馴れ合いの記者クラブを骨抜きにすることで、「不都合な真実」には切り込ませない。
自由闊達な意見が出にくい雰囲気を醸成することことで、政治への関心を失わせ、「自分が投票しても意味が無い」と思わせる。
「パワフル」かつ「クレバー」な戦略は、さすがです。誰にもマネできません。
今では、投票率の低さが自民党の生き残り戦略の「中心」になっています。
本当は、自民党には優秀な議員が沢山いるのに、「美しい国ニッポン」の前総理以降の「美しく無い」政治手法のおかげで、今では、全ての自民党議員が同じように見えてしまっています。
でも、本作を観たらサイレントマジョリティ(従順な羊)は、黙っていられなくなってしまうと思う。本作には、そのための仕掛けが沢山ありました。
多くの人が本作を鑑賞したら、次期総選挙で自民党は大変なことになってしまいます。
早いところ映画館を封鎖したり、本作に関するSNS投稿などを削除するなど(公式twitterアカウントは何故か何度かBANされている)必死の対応をしなくちゃですネ。
僕も、制作者の意図の通り『若い方々に選挙に行って欲しい』と切に思いますが、映画館は線香くさい「おじさん」と「おばさん」で満員。
若者からブームに火がついて、中高年が関心を持ち始めたらブームは終わるというのが定石ですが、中高年が関心を持っても若者にはその関心は移らない。説教くさくて「うっせぇわ」と、辟易とすると思う。
余談ですが、少し驚いたのは「ガースー総理」への世代別支持率。「パンケーキ」効果により20〜30代が一番支持率が高いそうです。パンケーキ好きな親しみやすいおじさん。
もちろん、自分の考えで「誰に」に投票しようと自由です。ただ投票しなければ、結果として黙認していることになってしまう。
大学生がこの映画を観たのちに、選挙には必ず行くと答えるケースが多かったそうですが、どういう想いなのかな?
本作、現役の総理大臣を揶揄した映画ではなく、選挙に行かない国民を揶揄した作品です。
テレビCMは無いし、twitterも停止になったりなので、本作が上映されているのは、映画ファンしか知らないのでは⁉️
上映禁止になる前に、早いところ鑑賞しましょ👍
政治家になる!
って、一瞬考えたくらい面白い作品。
何度目かの緊急事態宣言前に丁度良かった。
政治をもっと深く面白がったらイイんだと思う。
政治もエンタメだなって。
国民はもっと興味もってもイイじゃん。
そしたら我々がやらなきゃいけないことが分かる。
この国を良くするのは政治家じゃない。
我々国民だ。
遂に私に『政治ブーム』到来です🧐
五輪に沸くこの時期に公開すべく企画された作品に歩調を合わせるかのように迷走する現実を背景にあくまでも食欲をそそるパンケーキと稲庭うどんが印象的な“政治バラエティ映画”
“パンケーキおじさん“こと第99代内閣総理大臣菅義偉の素顔に迫るという体ですが、本作の最大の課題はご本人が取材に応じるわけがないこと。もちろん総理に近い議員はおろかマスコミ、評論家、ホテルやカフェまでが取材拒否。ということで、取材先の様々な言い訳の羅列から映画はスタート。石破茂、江田憲司、村上誠一郎といった現役議員、朝日新聞の元記者鮫島浩、『菅義偉の正体』を著したジャーナリスト森功といった総理をよく知る人達から聞く赤裸々な人物像。ご飯論法で知られる上西充子教授による学術会議の任命拒否に関する質疑応答等国会の名場面珍場面の爆笑解説。しんぶん赤旗がスクープした官房長官時代に消えた官房機密費・・・次から次に繰り出されるネタの一つ一つがコントのように見える辺り、監督自らが称している通り“政治バラエティ映画”。
堅苦しい話を解りやすく噛み砕いて要所要所で放り込まれるシニカルなアニメはマイケル・ムーアやアダム・マッケイの常套手段で、米国では毎週末にやっている風刺が封印されているこの国でこれがやりたかったというルサンチマンの発散が爽快。菅政権の本質を様々な角度から考察する一方で、政権が何度入れ替わろうとも揺るがない政治不信と諦観がまた不透明で不誠実な政治を強固なものにしているという断ち難い悪循環も赤裸々に語る。ブラックユーモアをたっぷりと振り掛けているのにスクリーンに大きく映し出されるパンケーキと稲庭うどんはしっかりと観客の食欲をそそる。この時期に公開すべく企画された本作の封切日に合わせるかのように現実が迷走し、本作がこじ開けた風穴をさらに大きく穿っていく様を眺めているのは実に爽快。しかしながら本作が目指すところはその風穴が奏でる異音が若い世代に届くこと。残念ながら客席にいたのは殆どが頭髪が白いシニアばかり。本作の面白さをもっと若い世代に伝えるのもまた我々シニアの責務と感じました。
みんな選挙に行こう
1日ってこともあってソーシャルディスタンスを保ちつつ半分くらい埋まってたのが意外と多いなと感じた。
法政大学の上西教授による国会中継の切り取りとそのままの違いの解説が興味深かった。
大学生の政治について考える人たち、中立といいつつそういう感じじゃ与党を利するだけな気がした。もう少し批判精神も持ってほしい。
日本の凋落がやばい。みんな選挙に行こう。
面白い
菅首相の国会答弁をコントとして見るという斬新な笑いから入り、今日本の政治が行なっているペテンとデタラメを炙り出す。
笑いがメインなので、矛盾を深く掘り下げることはしないが、それでも現政権のデタラメさはよくわかる。
安倍以降の政権をナンバー2を揃えた『仕返し政権』と評したのは分かりやすかった。
見るべし。
コロナ禍がもたらした唯一の僥倖
菅という政治家については、官房長官時代の記者会見でのひどい受け答え以外は知らなかった。
だが首相になって、「ふるさと納税」や「横浜カジノ」推進の主要人物と知って、ろくでもないという印象をもった。
本作で分かった点は、
・肝のすわった“ばくち打ち”であること。(かなりの行動が、これで説明できるのではないか。)
・そういう個性派が、本来は保守“傍流”であった安倍晋三という“勝ち馬”に乗ったゆえに、保守“本流”を一気に飛び越えて、分不相応の地位を手にしたこと。
・官房長官時代の権力の源泉が「機密費」であるのは、間違いないであろうこと。
・No.1になれない、No.2クラスの官僚を引き上げて、絶対に裏切らない“飼い犬”にしたこと。
・人事を握って支配をするが、本当の意味では、多くの官僚に恐れられていないらしいこと。(政権の混迷が、イエスマンと癒着企業だけを侍らせているがゆえに、本当に有益な情報もアドバイスも得られていないためであろうことは想像できる。)
ドキュメンタリーとしては、肩の力を抜いた淡々としたリズムで分かりやすく語っており、昨今の状況を鑑みれば、この内容で必要にして十分だと思う。
アニメも「数打ちゃ当たる」で、的を得ているものもいくつか見られた。「政治とカリカチュア」は、数百年来の伝統である。
ただ、インタビューに出た政治家が、軒並み好意的に描かれていたことが気になる。「こんな政治家を持ち上げるなよ」と思ったのもいた。
コロナ禍がもたらした唯一の“僥倖”は、安部-菅ラインによるメディア支配でも抑えられないくらい、国民の見る目が厳しくなったことだろう。
いや、正確には、今までなんとなく他人事だった政治が、いよいよ国民一人一人の「尻に火が付いてきた」ということかもしれない。
「パンケーキ」で懐柔される、テレビや大手紙のような大手メディアは、もはや害毒でしかない。
もしコロナ禍なかりせば、こんな映画も上映できず、「文春」や「赤旗」のような傍流メディアだけが告発する状況が続いていたと思われる。
エンターテイメントとしての限界
コロナに苦しんでる世界があり日本がある。政治が悪いと思う人も多いし首相から希望を伴うメッセージを受け止められない人もいる。
極端な言い方をすると明日死にますと言われて笑ってられるかどうか。それがこの映画を作り物として楽しめるかどうかだと思いました。
マジで私が払った税金を返せ!!!!!!
今の政権の政策に不満があるので、政権の批判は当然します。だって私、めちゃくちゃ税金を払っていますから。官房機密費やパンケーキ費用(接待費or会議費)だって、私の払った税金ですよね?何勝手に言えない事に使っちゃってるの?
あなた方がまずやることは電通を使って国民同士が対立する様な悪口をばら撒くことじゃないから。賃金を上げて他の先進国レベルのインフレにして下さい。日本経済を良くして下さい。このままでは頼みのTOYOTAもEV車ではTSLAやNIOとは、競争できないと思います。
あの電通に流れた(と思われる)官房機密費もオリンピックにかかった費用も耳を揃えてマジで国民に返して欲しい。
税金がこんなに私物化されているなら、私が払った税金の流れはもっと興味持って調べないといけないですね。国民が税金の流れを調べるの、じみんは一番嫌がるでしょ。
菅政権に対する諦観がより強く
皆さんは菅首相を支持しますか?
菅氏は官房長官在任中の7年8ヶ月で官房機密費86億8000万円を支出したそうです。これ領収書が必要ないらしく使途は一切不明です。一部が総裁選に使われたのでは?との疑惑も。
国民には自助を求めて自身はどっぷり公助を受けている。共産党小池晃氏が国会で追及していました。
国会や記者会見でも質問に対して誠意の感じられないテンプレのような言葉を延々と繰り返す姿がよく観られます。
そこに為政者としての矜持や気概、誠実さを感じ取ることは不可能です。
菅氏や側近が自分達に都合の悪い人物に圧力をかけメディアから消すのは有名ですが、本来なら権力の監視役となるべきメディアが機能不全を起こし日本の報道自由度は67位。杜撰なコロナ対策でも支持率が下がらないのも理解出来ます。因みに民主党政権下では11位。
最後に、これは一概に菅政権だけの責任ではありませんが、G7での日本のランキングがことごとく最下位でとても暗い気持ちになりました。
この映画を観て今の日本の現実の一部を少しでも知って欲しいです。
追伸:権力に対して正面から向き合うスターサンズの姿勢に心から敬意を表します。
出演者へのインタビューを主としたドキュメンタリー映画です。 深みは...
出演者へのインタビューを主としたドキュメンタリー映画です。
深みはありません。
安倍、菅支持者への突っ込みインタビューがありませんので、対立点、争点を浮かび上がらせることはしていません。
アニメも水準が低く物足りません。
この手の作品を作ろうとした意欲は評価したい。
若者に届け、この映画!
政治なんて、他人事なんかじゃない!
本作鑑賞前に皆さんのレビューを隈なくチェックしレビューの言葉を噛み締めて本作を鑑賞。めちゃくちゃ面白かった!悩んでるなら是非観てほしい!
権力に酔いしれ、既得権益にどっぷり浸かる菅義偉くん。
森功さん、鮫島さん、江田さん、石破茂さん、上西さん、小池さん、前川喜平さん、赤旗編集長、記者さん、村上誠一郎さんなどなどがインタビューに応え、博打うち菅義偉くんをぶった斬る。合間に映し出される風刺たっぷりのアニメーションやナレーションにはクスクス笑っちゃう。
赤旗、菅総理の機密費、言論弾圧、マスメディアへの検閲、若者の政治に対する姿勢などなど興味深いテーマが組み込まれ、あっという間の90分だった。
“羊の国家はオオカミ政府を生む”
まさに時代の変わり目なのかもね。どうかこの作品がより多くの国民に届きますように…そして、みんな選挙に行こう!
素晴らしい作品を世に送り出し、勇猛果敢に挑み続けるスターサンズ、企画・製作・エグゼクティブプロデューサーの河村光庸氏、内山雄人監督、スタッフの方々に喝采を送りたい!ブラボー!
∑(゚Д゚)結局ぶん投げ映画です。
〝菅政権が何を目指し、日本がどこへ向かうのかを語る〟と言っていますが菅首相の批判映画です。
菅首相の功績(アクアライン値下げ NHK値下げ 携帯電話値下げ)を説明するも学術会議任命拒否、コロナ後手などでケチョンケチョンにこき下ろしています。
安倍批判ならまだしも菅首相の批判って意味あるの?
学術会議任命拒否に時間をっとっているのを見るに共◯党の恨み節にしか見えず。
コロナで後手後手というがアメリカ・イギリスなど先進国の感染者や死亡者よりは桁ひとつ少ない。飲食業店主の恨み節はあるだろうが、頭がいい経営者は既に撤退しているし緊急の事態に備えている。全て政府のせいにするのはお門違いなのよ。
そして最後は〝この政権を選んだのは国民です〟だとよ。
お決まり中のお決まり文句。つまらん。ぶん投げの何ものでもない。
腹立たしい。せめて〝次の選挙は俺っちが出るんでよろぴく!〟ぐらいジョークを聞かせて欲しかったです。
昭和・シスジェンダー・ヘテロ・男性
俎上にのっている方ものせられているほうも、この点は同じだ。
可愛い女の子が、スガ本読んでいてナレーションが流れるあたりとか?
いかにも昭和な感じの女性教師とか?
大筋では面白いのだけれど、ディテールには?
なので、伝え損なっている。
新聞記者もそうだったな。
圧力で観れなくなる前に観て!
とにかく今の政権(もとい昔から)やば、って分かるお話。
癒着、忖度、嘘、言論弾圧、人事介入、裏金…なんでも、ござれ。
この映画だっていつ圧力で非公開になるか分かんないわよ!
早く観たほうがいいわ、急いで。
是非、あらゆる世代に観て欲しい
現在の日本政府の問題(日本という国の問題を含む)を提起する映画であるが、自民党議員の発言も野党議員の発言もジャーナリストの発言も盛り込まれた上で、非常に理解し易い内容に仕上がっています。
NHKスペシャル的な構成でありながら、政府や政党、企業に遠慮する事なく、忌憚の無い問題提起と日本人にとって大事なメッセージが語られており、観賞後強く共感を覚えます。
最後の比喩的なアニメーションの、従順な羊とその牧場主のシーンが印象的で、今の日本人と政府のあり様を如実に顕しています。
勿論、政治的な映画ですが、退屈な事などなく最後まで興味深く観る事ができました。
是非、友人、家族を誘って観に行って欲しい作品です。
本人をつく前に作品としての及第点も多い
大学でメディアのこともやっている、中立の立場の私。その前提の上でお話させていただく。現在の問題点を突きながら、菅総理大臣の人物像を伺う。トークショー付きで鑑賞。
率直な映画の感想として、詰め込みすぎた印象。確かに面白いが、チャプターが多くてピントがボテッとしている。問題点の列挙に彼の経歴と素顔…あれこれとピントを当てていくが、転調が効きすぎて忘れてしまう。ただ、菅総理大臣とは?を軸に政治の現在と関係性を照らす点は明白で、政治の疑問点が分かりやすくなった。特に答弁のシーンはヒドく面白い。噛み合わないのは致命的で、可笑しくて仕方ない。
特に気になったのは、メディアの報道姿勢。しんぶん赤旗と共産党による答弁のシーンは特に勉強になった。メディアがスポンサーに忖度せざるを得ないのは企業として仕方ないだからこそ、しんぶん赤旗の立場がくっきりと見えてくる。共産党の議員による答弁もできるため、追求もそう遠くない。逆に敬遠する大手が蔓延ってて残念。
逆に悪かった点は、アニメと経歴を綴るシーンかな。恣意的に見えるが故に、やや気分が悪い。確かに分かりやすくはなっているが、シンプルに爪が甘かったと思う。
河村プロデューサーの意図はよく分かるし、ドキュメンタリーによって総理の輪郭が浮かんだのは良かった。ただ、問題提起にしては列挙で終わったのも事実。選挙に行くより、メディアが変わることを願うばかりだ。
五輪開催時に私たちに喝を入れさせてくれた映画
東京五輪期間中にあえてパンケーキを毒見するの公開日を設定した河村プロデューサーとスター・サンズの嗅覚はさすが。東京五輪で日本の金メダルラッシュに私達を喝入れさせてくれたドキュメントである。今日、観に行った映画はコロナ禍にも関わらず満席。五輪どこではないと改めて再認識させてくれた。コロナ、GOTO、モリカケ、桜、記者会見のファシスト的な態度など現在進行形の問題の復習と今年開催の衆議院選挙の予習にもなった。公開前から注目されたアニメも甘く見てはいけない。全て私たちに返ってくる。インタビューに対応した議員やジャーナリスト、近現代研究家、教授の一言が身にしみる。このドキュメントで一番の衝撃だったのが今の政治問題を議論するグループの大学生の言葉「今の僕らは批判を悪口だと思ってしまう。」の一言は衝撃的だった。こういう考えがいわゆる悪質ネットユーザーを増やしていくんだなと痛感した。そして、政治にあえて無関心状態をあえて引き込んで自分たちが主導権を握っているのではと上西教授の解説も考えさせられた。衆議院選挙の予習におすすめします。このドキュメントを観てこのままでいいのかと肌で感じる事ができれば観た価値はあるのでは。大手紙の担当キャップやパンケーキ総理を熟知する望月記者の出演がなかったのはマイナス0.2で4.8点にしたがほとんど満点です。五輪に浮かれた日本人に喝を入れさせてくれただけでも観て良かった。
全106件中、81~100件目を表示