「☆☆☆★★ 簡単に。 〝 禍福は糾える縄の如し 〟 …とは言うもの...」パンケーキを毒見する 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
☆☆☆★★ 簡単に。 〝 禍福は糾える縄の如し 〟 …とは言うもの...
☆☆☆★★
簡単に。
〝 禍福は糾える縄の如し 〟
…とは言うものの、この【禍】は一体いつまで続くか?
あ?一応言っておきますが、この場合の【禍】はコロナでは無いんですよね〜!
〝 巨大な《権力》〟を手に入れた俗物共が、その《権力》をかさにしてやりたい放題好き勝手に、、、まあ、これ以上言うのは、【貧乏人のやっかみ】的な野暮な意見になりかねないので辞めておきますが…
〝 羊の国家は狼の政府を生む 〟
前々から気にはなっていた本作品ですが、やっと観る事が出来ました…と言っても、本人は突然の総裁選不出馬宣言。
最早この作品にとっては、なんだか梯子を外された感じになっちゃってますが(´・_・`)
それにしても86億円ですよ!86億円!
「何それ?」って旦那〜!前政権下での国家機密費用の使途不明金ですがな〜!
すんげえな〜!1年で約10億円だもんな〜!
牛丼何杯食べられるんだろう?
まあ貧乏暇なしな我々にはこんな貧相な感覚しか出ないのだから、権力を手にした者にとっては《ちょろい奴等》…と言えるのでしょうねえ。
なにせ投票率が下がれば下がる=自民党圧勝。
逆に投票率が上がる=与党圧勝…の図式。
がしかし、ネット世代の若者には、、、
批判=悪口=悪い人達💧
批判をやり過ごす=ちょっと怪しいのは感じるが(ネット世代には)正しい対応に見える、、、って言う💦
こうなると完全にアリ地獄ですなあʅ(◞‿◟)ʃ
ところで、肝心な映画本編ですが。面白い事は面白いのですが、色々と問題な箇所も、、、と言ったところでしようか。
ドキュメンタリー映画。特に特定の人物であり、事件・出来事・事象・批判・その他諸々。
本来ならば対象となる人達には【満遍なく意見等を聞く姿勢】が必要であり大切だとは思うのですが。本作品の場合は、最初から〝 批判のみ 、の構成になっているのが、果たして《ドキュメンタリー映画として正しいのかどうか?》と言った疑問は少なからず…と(´-`)
…とは言え、面白いところは多いんですよねえ。
特に国会答弁を詳しく説明して貰える場面。
もう政治は完全にコメディー映画で間違いなし…と思ってしまう。
観ながら「全編これで押し切ってくれ」とすら思いましたから(u_u)
まあ、それはそれでまた問題でしょうけど。
そして、観た人の多くが思ったと思えるのですが。アニメーションでの政権批判の場面は、
果たしてこの作品にとって必要だったのか?
どう見てもマイナスにしか感じなかったのですが、、、
更に心配になったのが、、、映画が進むにつれて、どことなく【赤旗】の宣伝映画みたいな雰囲気になって行く辺り。
マスメディア自体がスポンサーに付いて貰って始めて成り立つメディア。
そのスポンサーに権力が圧力を掛けたならどうなるか?
本編ではその圧力を知る前川・古賀の両氏が登場する。
この2人に関して言ってしまえば、「そんなのは氷山の一角」でしか無いのは、実際に死者まで出してしまったのだから明白だろう。
映画本編ではその情報経路の仕組みを詳しく説明してくれる。
スポンサーに頼らない赤旗だからこそ、国家機密費の使途不明金は判明したと言えるし。この様なドキュメンタリーも製作されたのだとも言え、何とも言えない気分に包まれて観終わった次第(u_u)
なお、一方的な批判的な製作姿勢、、、の様に書いたが。本編では自民党の現役議員が登場し、自身の意見をしっかりと述べる。
決して全ての自民党議員が、、、と言う訳では無いのは、しっかりと胸に刻むつけておきたいと思う。
その内の1人が、今現在注目を浴びる【あの人】なのですが。ここ数年本人が浴び続け、派閥の長として冷飯を味わった同士を想い…と。
場合によっては〝 ミイラ取りがミイラになる 〟可能性もあるのでは?と心配になってしまう。
まあ本人にとっては余計なお世話でしょうけど(´・Д・)」
2021年 9月12日 キネマ旬報シアター/スクリーン2