「ヒーローへの攻撃が原始的」囚人ディリ 熱帯雨林さんの映画レビュー(感想・評価)
ヒーローへの攻撃が原始的
日本でも上映されるということは、本国インドでは大ヒットしたのかしらん。うーん、インドの観客は何も疑問は抱かなかったのか?大量のコカイン密売者の武器がナイフ、全員ナイフだけだよ。また、警察の動きを報告する潜入スパイがヒーローを攻撃する武器はその辺の道端の石、石だよ、しかもその石を投げての攻撃。石で頭をガツンじゃなく、投石。生きるか死ぬかなのに。お前は雪合戦に興じる小学生かっ。あと、敵方は棒なんかでドアを壊そうとするのでなく、ボスに言われる前に、さっさと車で正面から突入せーよ。木製のドアだよ、わかってる?
しかーし、こんなツッコミをしたらダメな映画なんだろう。なんにも考えずに、アホらしいほど不死身のスーパーヒーローの活躍を頭空っぽにして楽しむ映画なんだろう。人には勧めないけど、まあまあスカッとする映画だった。また、腰抜けに見えた外見冴えない新参警察官が守りでずいぶん活躍したのも楽しい。でも、星3つで十分。映画自体、観たことをすぐに忘れそうだ。
コメントする