「最強が仲間を得たら…もっと最強に!」マーベルズ しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
最強が仲間を得たら…もっと最強に!
マーベル・シネマティック・ユニバース第33作。
キャプテン・マーベル・シリーズ第2作。
通常スクリーンで鑑賞(吹替)。
原作コミックは未読、
本作までのMCU映画、ドラマは鑑賞済みです。
DCの「ワンダーウーマン」に遅れを取ったものの、MCUの主役級女性ヒーローの先陣を切ったキャプテン・マーベルの満を持しての単独作の続編ながら、チームアップ物になってしまったのはMCUの逃れられない性かもしれません。
と言いつつ、女性ヒーローのみのチームアップと云うのが面白い。一刻も早くこれが画期的とか言われない世の中になることを祈りつつ、彼女たちの活躍にシビレまくりました。
そもそもMCU最強の強さを誇るキャプテン・マーベル、チームを組む必要なんてあるのかと誰もが抱くであろう疑問を解消するための設定―謎の入れ替わり現象に納得。
推しちゃんのキャプテン・マーベルに会えた喜びを爆発させるカマラがこの上無くかわいすぎるし、彼女がカスガイとなってキャロルとモニカを繋げる役割を果たすのも良い感じ。
それぞれ個性的なヒーローたちが次第に絆を深めヴィランに立ち向かうと云う展開は、「アベンジャーズ」みたいな王道ながら観ていてすこぶる楽しいし心揺さぶられました。
近年のMCU映画には珍しくコンパクトな尺の中で、かなりテンポ良くストーリーが展開されてとても観易かったです。
これくらいの尺が丁度いい。ですがこのテンポを守るために配信ドラマで初登場したキャラを知っている前提なのが残念。
いよいよMCU映画は一見さんお断りとなり、テレビドラマの劇場版みたくなっていく気がして心配になりました。
とは言え、ポストクレジットシーンは今後への期待を否応無しに高める衝撃的なものでした。いったいどうなるのか?
「マルチバース・サーガ」の本領発揮。長い前振りを経て本筋に入り始めたMCU第2章からますます目が離せません!
[余談]
とにかくにゃんこに癒やされる(笑)。