「期待し過ぎ」ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー みみずさんの映画レビュー(感想・評価)
期待し過ぎ
予告編から数ヶ月、今年の大本命はこれ!と思い一日千秋の思いだった。
何なら普段は観ない吹き替え版も3Dで観ようかという勢いだった。
だが、その思いは観賞中に急速に萎み、霧散した。
期待し過ぎたかな。
国連での女王の啖呵にはスッキリしたが、なぜアメリカとフランス?
国際社会から途上国と見做されているアフリカからのヒーロー誕生には快哉を叫んだ。
だから、先進国と互角以上に凛として対峙する姿は小気味良い。
だけどそこは少なくとも堕落した常任理事国が全ていなければならない。
特にロシアと中国抜きなのは政治的裏を勘ぐってしまう。
中国資本なの?
結果、本来手を取り合うべき相手との言わば内輪揉め。
全くもって納得いかないし、心からは入り込めない。
それでも、ほぼお約束とは言えブラックパンサーの復活は素直に嬉しい。
今作は言わばプロローグ。
次作からのワカンダの凛とした姿に期待したい。
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