「タロカンの設定が良い」ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー SP_Hitoshiさんの映画レビュー(感想・評価)
タロカンの設定が良い
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ふつうに面白かった。
敵のタロカンが単に悪いやつじゃないところが良い。
MCUのストーリーは戦わざるを得ない状況になる理由が自業自得だったりして納得できない場合がけっこう多いのだけど、今作は戦争に至る経緯がまあまあ納得できた(ワカンダとタロカンがやたら好戦的なのはなんだかなあと思うが、これくらいはしゃーないか)。
タロカンはメソアメリカ文明(マヤやアステカ)の末裔という設定。
敵が実は先住民で、現生人類の方が侵略者だった、という善悪が逆転するどんでんがえしの設定はフィクションでよくある気がするけど、アメリカ先住民達は現実世界でもヨーロッパ人の侵略によって奴隷化されたり滅ぼされたりしているわけだから、重みが違う。
タロカンが海底人というところは、ウルトラセブンの問題回、「ノンマルトの使者」を思い起こさせる。
ストーリーには特に意外なところはなく、平坦な印象。2代目ブラックパンサーにはキャラとしての魅力はあまり感じなかった。むしろ敵のネイモアの方が魅力的。空中の階段を蹴るみたいな独特の飛び方がかっこ良い。
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