「【”故、チャドウィック・ボーズマンに捧ぐ、第二作。”怒りは怒りを来す。愚かしき民族対立から、協調に至る過程を描いた作品。新たなキャラクターも魅力的な作品でもある。】」ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”故、チャドウィック・ボーズマンに捧ぐ、第二作。”怒りは怒りを来す。愚かしき民族対立から、協調に至る過程を描いた作品。新たなキャラクターも魅力的な作品でもある。】
ー 前夜、第一作のパンフレットを読み、人物相関関係を確認の上、劇場へ。それにしても、当時時代背景もあるが、絶賛された第一作の、チャドウィック・ボーズマンのコメントを読むと、切なくなってしまった。「42 ~世界を変えた男~」でイキナリ、主演。
その後も「ジェームズ・ブラウン 最高の声を持つ男」で、連続して主演し、益々の活躍を期待していたのに・・。43歳は若すぎる・・。残念である。-
◆感想
・前作に引き続き、SFガジェットの数々が、新鮮であるが、ワカンダの戦士たちの基本的な武器が槍であるところが、嬉しい。
そして、最強の女戦士オコエ(ダナイ・グリラ)の槍捌きも、見事である。
・前作は、ワカンダ内の武力闘争がメインであったが、今作は、ワカンダにしかないヴィブラニウムが、海の王国タロカンにある事を知った、CIA調査団が海中調査するも、何者かに襲われる。
ー タロカンを率いる王、ネイモアが魅力的なキャラクターである。又、タロカンの人々が皮膚から呼吸している設定も斬新である。-
・ネイモアが劇中”手を組めたのに・・。”と呟くシーンがあるが、ワカンダとタロカンの戦いが勃発してしまう。
クイーン、ラモンダ(アンジェラ・バセット)は命を失い、継承者になったシュリ(レティーシャ・ライト)は復讐心を持って戦いに挑むが・・。
ー ネイモアを追い詰めたシュリの決断。
恩讐の彼方に、という言葉が脳裏を過る・・。-
<今作は、ワカンダが世界に認められつつ、ヴィブラニウムを独り占めしていると、国連で糾弾されるシーンから始まるが、そこでラモンダが毅然として言い放った言葉
”貴方たちの国こそ、手段を択ばず、ヴィブラニウムを欲しがっているのではないか!”
で一気に物語に引き込まれた作品である。
エンドロールで映された男の子の笑顔が、自作ではキリっと引き締まった男の顔になっているんだろうなあ・・。>