「今まで観たアルゼンチン映画で一番面白いかも」明日に向かって笑え! つとみさんの映画レビュー(感想・評価)
今まで観たアルゼンチン映画で一番面白いかも
国民性が合わないからかイマイチ面白くないアルゼンチン映画の中にあって本作は初めてと言っていいくらい面白かった。
アルゼンチン人らしさみたいなものは残っているものの、作品の面白さに影響するほどでもなく、コメディサスペンス作品として充分な娯楽性を持っている。
アルゼンチンはよく破綻する。ちょっと調べたところ、去年もなんとかギリギリで10回目のデフォルトを回避したらしい。
経済の区分で言われているネタがある。世界には4つの経済区分がある。先進国と振興国、そして日本とアルゼンチンだ。
それだけアルゼンチンの経済はボロボロガタガタなわけだけれど、それでも農協を作る前に今より悪くなることはないと言えちゃうキャラクターの胆力には驚く。本作の時代のときすでに7回ほどデフォルトを経験しているというのに。
この辺のノー天気さがアルゼンチン人の気質なのかもしれない。サッカーW杯で盛り上がって浮かれてる場合じゃねーぞ。
コメントする