劇場公開日 2021年7月30日

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「いやぁ、ここまでぶっ飛んでるともう脱帽ですねぇ。」サイコ・ゴアマン yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0いやぁ、ここまでぶっ飛んでるともう脱帽ですねぇ。

2021年8月8日
PCから投稿

今年93本目(合計157本目)。 ※投稿が1週間遅れです(視聴は8/1)

この映画、公式のツイッターのアカウントも「いい意味で」ネタに走っていて、昭和を彷彿とさせる放映映画館の一覧っぽいCM(昭和40年代とかにありそう…)を流していたり、はては各種グッズの映画館への配送に際して「宇宙配送」といっていたり(だから、「宇宙配送」には時間がかかるので、シネマート心斎橋(大阪)にはサイコゴアマンのクッキーも、事実1日遅れだった)、かと思えば、各映画館(大阪市では、シネマート心斎橋さんのみ)もぶっ飛んだ展示(あの、脳みそみたいなものの展示(一緒に写真を撮れる))とか、「残酷ドリンク」とかぶっ飛んだものを販売していたり(シネマート心斎橋さんってそんな映画館でしたっけ…?)、公式と映画館が「いい意味で」悪乗りしたというか、ネタに走ったというか、そういう点はとても良かったです(これらのやり取りは映画の公式アカウントから全部見られます)。

肝心の映画も、何というか憎めない感じ。日本でいうとああいう映画はすごく評価の高い映画が多くて、それ基準に判断するなら多少の原点は免れないところですが、この映画はそういう視点で観るものではなく、「いかにばかばかしく観るか」という点に全部尽きちゃうので、そういう意味では「A級」とか「B級」とかという分類にふさわしくなく、まぁどうしても分類しろというなら「A級マイナス」程度にはなるとは思うのですが、そういう判断基準で観るものじゃないですしね。

まぁ、「子供同士で穴を掘っちゃダメ」とか思うところはあるけど、それ言い出すと映画成り立たなくなりますから…。まぁ、確かに上記通り「確立されたこの手の映画」基準でみれば採点は落ちても、そういう軸で減らす映画じゃないですし。しかも、どの子(主人公も含む。案外、大人よりも子供のほうが多い。子供(生徒?)があれこれ企むという内容も多々入っているので)もかわいくてかっこよくて、これは良いなぁと思えるところです。

現在はかなり限られた映画館でしかないようですが、今後増えることが告知されていて、「面白おかしくみるこの手の映画」という観点でいえば減点のしようがない(むしろ、先週も今週も競合枠が多かったのに、公式アカウントや各映画館が面白おかしく盛り上げているのが今)ので、特に減点要素にしませんでした。

yukispica