「さすがにタイトル詐欺」ファイナル・プラン Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
さすがにタイトル詐欺
ご存じアクション名優のリーアム・ニーソン主演作
平日にレイトショーで貸し切り状態で観賞
このタイトルからすると
政府の陰謀「ファイナルプラン」を阻止せよ!
みたいなイメージをいかにも受けますが
原題は「Honest Thief(素直な盗賊)」という
だいぶ異なる印象を持つものになります
感想としては
前述の通りタイトルから想像するに
あまりに話のスケールが小さすぎたのと
広がらない展開で入り込めなかった
リーアム・ニーソンを持て余してる感じが
しました
銀行の金庫からお金をゴッソリ盗み出すプロ
だったトムはふと盗んだ金を保管する貸倉庫を
探しているときにバイトの大学院生アニーと
恋に落ち過去を清算して新たな一歩を踏み出す
ために窃盗を告白し盗んだ900万ドルを返すので
刑を軽くしてほしいとFBIに嘆願し
ホテルでの面会を求めます
FBI捜査官ベイカーとショーンは
最初はマジメに取り合いませんでしたが
部下のFBI捜査官ジョンとラモンを派遣
二人は倉庫の大金を見るとジョンが横領を試みて
トムの抹殺を企みます
すると後からやって来たベイカーをジョンは
とっさに殺害し罪をトムに着せようとします
こんなショボいFBI捜査官がいるんだろうかと
思ってしまいますし
ショーンが離婚直後で引き取った犬を
職場に連れてくるとかあってもなくても
いいような設定を放り込んできます
トムは居合わせたアニーととりあえず逃げ
アニーにも自分の素性を明かし逃げるよう
促しますがアニーは貸倉庫から金を持ち出す
時の監視カメラ映像を証拠にしようと
仕事場に戻ったところをジョンに襲われ
意識不明になって病院に運ばれます
トムはこれに怒り爆発
元海兵隊のトムはジョンとラモンに
復讐を誓います
ショーンは当初からベイカー殺害を
疑っていましたがトムと交錯したときに
ハッキリ無実だと言い張られ
そう言えばこいつは最初に銀行泥棒を
打ち明けたときから嘘は一度も無い
と気が付きます
アニー病床を訪ねたりしたことで
殺しに来たジョンからアニーを知らずに
守ったりするようになります
トムは横領に乗り気でなかったラモンを
利用してジョンを追い詰め
爆弾で家を吹っ飛ばすなどやりだし
ショーンにジョンを逮捕させます
こういう展開だとアニーはエピローグ寸前で回復して
みたいな展開が普通だと思いますが
すぐに回復してピンピンしてたり
なんじゃこりゃって感じでした
リーアム・ニーソンも今作ではみだりに
人を殺せないのでなんともアクションシーンは
地味目でその辺で撮れそうな感じの映像が続くなど
退屈に終始した印象で終わってしまいました
リーアム・ニーソンのイメージから
このタイトルにしたんだと思いますが
拍子抜けでしたね