「午後ロー映画」ファイナル・プラン 774さんの映画レビュー(感想・評価)
午後ロー映画
『96時間』のつもりでいったらちょっと、いや、だいぶ物足りない。
劇場予告しか見てないが、『96時間』っぽい宣伝の仕方だったような……
同じような間違いをした人は他にもいると信じている。
物足りない要因は、リーアム・ニーソンの"無敵時間"だろう。もう少し暴れるシーンが多いと思っていた。
この映画も一種の「ナーメーテーター(舐めてた相手が実は最強の殺人マシンだった)」モノの作品であるのは間違いない。
今回は「殺人」はしてないけれども。
真っ先に感じたのは、「敵」がどうしようもなく馬鹿。そして全然強そうに見えない。リーアム・ニーソンの手首にも劣るような間抜けが敵だとどうも……
もう少し、と期待してしまう。
突っ込みたいところはいくつもあるが、こういう映画にそれは野暮。
全世界の「俺たち」に理屈は不要だ。
ナーメーテーターが見たい! それだけで足を運ぶ。
内容とは関係ないが、邦題はもう少しなんとかならないものか。
『ファイナル・プラン』って……
この手のタイプはもう少しふざけてもいいのでは。
『リーアム・ニーソン 怒りの爆破』くらいにしていい気もする(これはこれで可笑しいか)。
邦題からナーメーテーター・ファンの胸ぐらを掴んでほしい。
偏見が強いかもしれないが、この映画を観に来た大半はリーアム・ニーソンの"絶対時間"目当てなのでは?
というわけで、結論は
「ナーメーテーター」モノとしては少々物足りないが、リーアム・ニーソンを観たい人は必ず観るだろう。
他に優先したい映画がある方は、本作は後回しで問題ない。なんなら、午後ロー待ちでもいいかもしれない。
しかし、この手の映画は定期的に必要なので、なくなられたら困る。
私は次のリーアム・ニーソンも絶対に観に行く。
文・ナーメーテーター中毒者