「I deside.」息子のままで、女子になる 伊藤 愛さんの映画レビュー(感想・評価)
I deside.
たしか初めて楓さんにお会いしたのは2018年の前半ごろだった。事前にトランスジェンダーと聞いていたし、一方で佇まいや所作、直接お話しした印象から私は完全に「女性」と認識した。(その前に、仕事の食事の場でお会いしたので、相手の性別はあまり関係ないんだが)今思うと、私が頭の中で決めたのだ。そして、賢明で非常にスマートな印象だった。彼女の静かで悟ったような雰囲気の中に、情熱やそれまでの葛藤があったのだと今回察して(理解したと書くのはおこがましいので)、後半なんどか泣いてしまった。見てよかった。
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