ベレニスのレビュー・感想・評価
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当時は、トリュフォーも大絶賛!さて、いかに?
ロメール自身が主役を演じていて、まさに怪演。
とはいえ、あのエドガー・アラン・ポー原作なので、あの手の怪奇譚が苦手な人には、あまりお勧めできない。
しかし、あのポー独特のオブセッションがテーマだと言うのに、もうこの頃からロメールには不思議な浮遊感というか、浮世離れ感というか、ある種の軽やかさがあって、変に気持ち悪い画面になってはいない(まあ、これは観る人次第か…)
とはいえ、ラストは完全に狂気の世界へ突入していく。
そして、あの濃密な世界観を短編という時間枠の中、しっかり描き切っている。
やはり流石としかいいようがない。
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