コットンテールのレビュー・感想・評価
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ラヴィット
イギリス🇬🇧に行きたくなる映画
風景が広大で素晴らしい
愛妻を亡くし
亡き妻の意思を尊重し
思い出のイギリスの湖へ散骨しにいく
過程での
若き妻から認知症で病に侵される場面を
挟みながら、旅は続く
ギクシャクした息子との関係や
妻の本当の死の理由
旅の途中で出会う
母を亡くした父親と娘との繋がりもこの旅に必要なスパイスだ
自暴自棄な父を懸命に寄り添う息子夫婦
この旅で少し距離が近くなり
前向きなエンディングで終わる
全キャスト素晴らしい
錦戸亮はやっぱり演技上手い、カッコいい
主演をはれるリリーフランキーもめっちゃ良いし、
若い頃の明子役の恒松祐里さんから、木村多江さんのキャラが違和感なくみれた!
よく見れば、良い家族、良い映画
嫌味無く、とても良い家族の良い映画だったと思います。
実はあまり広告の説明を読まずに、丁度良い上映時間を選んだだけで映画館に飛び込みました。上映開始後、内容はすぐに理解。誰も居ない席のグラスにビールを注いで、万引きしたタコの寿司を食べる。それだけで、どんなお話は大体読める。とても判りやすい。思い出されるのは出逢った頃の妻の姿。とても愛らしい昭和美人。そして弔いのビールを飲み干して、息子に連れて行かれた、その妻の葬儀。
なんだか、うさんくさい駄目親父だと思ってたけど、出逢った頃の妻を未だに胸に抱くその姿。ぶつかり合いながらも、その父を見捨てない立派な息子。とても良い家族。とても良い話。悪い人は全く出てこない(電車で乱痴気騒ぎで絡んできたイギリス人も含めて)スムーズに理解出来る良い映画だったと思います。
誰にも任せられず、しっかりと胸に抱えた遺骨のバックも、散骨を終えれば、やっと肩の荷が下りたのでしょう。地面に下ろして息子夫婦や孫と一緒にウサギを追って駆けていくエンディングは素晴らしかったのですが、これは誰もが辿る物語。スタッフのエンドロールに強い重みを感じました。
ピーターラビット
妻・明子を失った兼三郎が、彼女の遺言を叶えるため、息子家族とイギリスのウィンダミア湖に旅立つ事になる物語。
普段は何があっても動じない、愚痴も文句も言わない主人が、母親(私の義母)を亡くした時の、あの取り乱した姿を思い出した。
まだ身近な愛する人を失った経験のない私では、本当の意味で理解しきれていない感情かもしれない、その喪失感。
(義母、亡くしているのでは?と??
いや、えっと、ゴニョゴニョ(°▽°))
愛する人のいなくなった新しい世界に慣れていくこと。。
私には未知の世界過ぎて、ちょっと、いや、だいぶ怖い。。( ; ; )
イギリスで道標を失った兼三郎(リリーさん)を助けてくれた、同じく妻
(母)を亡くしている父娘。
「息子には今家庭があって、自分は邪魔な存在だ」と言う兼三郎に対して
「それは彼に聞いたの?」と返すパパの言葉が印象的。
イギリス人っぽい返答だな。
全体的に静かな物語で、日英合作という事を感じさせる独特な味わいだった。
心を閉ざしてきた父をずっと気にかけていた息子トシ(錦戸君)
2人の関係性の変化の描かれ方は心に沁みた。
多くの言葉を必要としなくても分かり合える家族だからこそ、サボってはいけない所があるよね。
「贖罪と和解」
明子(多江さん)の死に関するあの秘密。
「言わなくていいから」と涙するトシ。
あそこが、全て、でしょう。
そして
それまでは明子の遺灰が入ったバックをずっと抱きしめていた兼三郎が、散骨できた事でそのバックを地に置いた。
ラビィッツッ(コットンテール)を見つけて走り出す家族が、新たな一歩を踏み出したようで、ホッと一息出来ました。
主演のリリーさん。最愛の妻を亡くした男・父親、両面の感情を見事に表現していて好演!
錦戸君。
複雑な父親との関係に戸惑ったり、怒ったり、諦めたり。。それでも父に寄り添う息子トシを等身大で演じていた。
多江さん。大好きな俳優さん!その存在感はさすが!明子の最期の表情が忘れられないです。
恒松祐里さん。
仕草も声のトーンも表情も!本当に若き日の多江さん(明子)に見えた!
知的でチャーミングな若き日の明子は彼女にしか演じられなかったのではないかな。
イギリスの美しい自然の風景とマッチした、達者な役者さん達の演技が光る作品でした。
ちょっとハテナ??な所。。
チャリパク→放置は、まだ仕方ないと思えたが(良くはないが)
大事な日にタコパクで食事はどーなんだ?!
兼三郎の心情が分からなかったです
(°▽°)
冒頭でアレだったので、最後まで兼三郎の人物像が掴みきれませんでした。
そして明子の最期。。
認知症ってあんなに痛みを伴う病なのか?他の病気も患っていたのかな?
ちょっと疑問でした。
ここの先生達に聞いてきま〜す(^。^)
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