劇場公開日 2024年3月1日

「いい映画なんだけどね、一つひっかかることがあって、もやもや。」コットンテール 八べえさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0 いい映画なんだけどね、一つひっかかることがあって、もやもや。

2024年3月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

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八べえ
AWMRさんのコメント
2025年9月2日

コットンテールは細かい説明を省略法で描くところがあり誤解されがちですが、決して現実離れしたストーリーではありませんね。
病名の説明がなされなかったことで、作り物であると判断されるのは惜しいことです。
現代医学があらゆる病を克服する存在であって欲しいものです。ですが、私の妻が治りにくい病になった時も、親族から「現代医学で治らない病はない」と言われたことがあります。
結局、妻は早期に亡くなったのですが、その2ヶ月後に職場の人の身内もなくなり、私はその人に「病名は何だったの?」と聞いて、その人から「世間で一番多い病気ですよ」と答えられました。身内の人の不幸に興味本位で立ち入ってもらいたくないのでしょうね。それが、わからなかった私もデリカシーがなく、人の不幸を興味本位で聞いているなと反省しました。
私の妻は、パーキンソン病だと診断されたのですが、詳細な病名判断は入院検査が必要で、それを妻は断りました。恐らくもっと怖い病気だであると診断されたくないと思ったのかもしれません。
パーキンソン病で早く亡くなることはないようですが、本人の体の自由が利かなくなるし、入浴や排泄も不自由ですし、家族の介護が大変でかつ、それが長期間続くので大変な病気と言えます。
勝手な私の推測では、早期に亡くなった妻はパーキンソン病ではなく、多系統萎縮症ではないかと思っています。その場合は突然病状が悪化することがあるそうで、細かくは書けませんが、そうなったと言うか、どうなっているのか訳がわからない状況でした。妻の呼吸が止まった時は救急車で近くの私立大病院に担ぎこまれましたが回復することはありませんでした。それまで通院してた病院は国立大病院です。亡くなったあとその通院していた国立大病院に行くと「入院検査はしなかったが、症状的にはパーキンソン病かと思う」と若い医師に言われました。
以上、いろいろ細かく書きましたが、まずは現代医学が様々な病への挑戦をやめないで欲しいです。
そしてコットンテールは身近な体験がないと共感されることがない可能性がありますが、私に取っては、かけがいのない映画、身に染みる映画であり、観終ってかすかに希望を感じさてくれました。感謝の気持ちしかないです。

AWMR
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