「ピーターラビットの妹はコットンテール」コットンテール Mr.C.B.2さんの映画レビュー(感想・評価)
ピーターラビットの妹はコットンテール
UPLINK吉祥寺で「コットンテール」を。
リリー・フランキーが登場して、いきなり万引き家族!?と思ったら寿司屋で妻の明子(木村多江)との初めての出逢いを思い出す。
二人は「始めまして」と挨拶を交わし名乗り合う。寿司屋で待ち合わせの時間に明子が遅れて来たようだ。場所と時間が決まっていて初めて会って挨拶するって、これお見合い?デートで、始めましてで名乗り合わないよね。気になってしまった。
明子は認知症に対する不安を持ち、認知症を発症し、寺の住職に手紙を託す。そこには明子の父親と行ったイギリスのウィンダミア湖に散骨して欲しいという最後の願いが書かれている。
妻の最後の願いを叶えるために謙三郎はトシとウィンダミア湖へ行き、彼女の願いどおり散骨する。
この旅で謙三郎とトシの関係性も変わって行く。
兼三郎(リリー・フランキー)と明子とトシ(錦戸亮)の親子関係が深く描かれておらず、少年時代のトシと両親の関係が不明で、何故明子はトシを評価し、トシと謙三郎の間に隔たりが存在するのかが判らない。明子が認知症を発症してからも誕生日にケーキを買って訪ねて来るなど、長い間トシと疎遠になっていた訳ではない。
だから、何故明子はトシや謙三郎との思い出の場所ではなく、父親との思い出のウィンダミア湖を選んだのか。そういう所を深く掘り下げてあれば、もっと余韻が残る作品になったのではないだろうか。
拝啓、謙三郎様
あなたの幸せを
家族の幸せを願っています。
クレジットでイギリスで世話になる親子が同じ姓だった。本当の親子かな?
Mr.C.B.2さん、共感&コメントありがとうございます。
>そういう所を深く掘り下げてあれば、もっと余韻が残る作品になった>のではないだろうか
仰る通りかと思います。
繊細なテーマを多めに盛り込んでいる作品だからこそ、
もっと丁寧に繊細に描いて欲しかったなぁと思います。
日英合作で監督がイギリス人ということで、日本人の
描き方にも「イギリス人から見た日本人」的な部分が
出ているのかも。そんな気もしています。
コメントありがとうございます。
確かに掘り下げて欲しい部分が何箇所かありましたよね。
父と息子の関係って。。コミニュケーション不足になりがち?
2人の間の架け橋となっていた自分がいなくなる事への不安から、明子は2人にミッションをかしたのかな?と。
これが父娘だったら全然違っていたでしょうね。
結局兼三郎は明子を1番に愛していて、父親になりきれていなかったのだと思いました。
ラストは再生。新たな家族としての出発。ラビットを最初に見つけたのがトシの奥さん(女性)って所がポイントかな?
でも、いつまで女性に頼るんだ!とも思いましたw
コメントいただきありがとうございます。おっしゃる通りですね😊
それにしても、兼三郎は旅の間も強硬に出たように、こうと決めたらやり遂げないと気が済まない性格ですねー。くすねたタコでは天国の明子にしかられそう😅
ララ・ランドへのイイねありがとうございました😊確かに寿司屋🍣のタイミングおかしいですね。
普通寿司屋のカウンターでお見合いしないし、デートで 自己紹介はおかしいですからね。失礼します😊。
吉祥寺~コメントありがとうございました。こちらに失礼します。
映画館て家族とも思い出ができますよね、Mr.C.B.2さんの娘さんのエピソード素敵です。映画館以外にも閉店する店が出るとちょっとへこみます。自分も年取ったなあと。
共有させていただきうれしいです。