メイド・イン・ヘヴンのレビュー・感想・評価
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素敵な映画でした。
木更津を舞台に繰り広げられる本作品。
亡き最愛の妻に会いたいという強い思いから、天国で再会する漱石と咲子。ですが事故のショックで漱石は記憶の一部を喪失してしまいます。
お互い愛し合っていながらすれ違う二人にヤキモキさせられますが、全ては感動のラストへの伏線になっています。
主演は手塚理美さんと国広富之さん。夫婦の周りを個性的な俳優陣が取り囲んでいます。
インパルスの堤下敦さん、佐々木心音さん、高橋卓郎さん、石井咲さん、尚玄さん、下條アトムさん等々。
また原作者のカマチ先生も出演されています。
コミカルな展開を含めながら微笑ましい人間関係で、ゆったりと丁寧に展開して行きます。
熟年夫婦が天国で繰り広げる変わった恋物語。笑いあり、ケンカあり、トキメキあり、感動あり。
キーワードは明治の文豪・夏目漱石が言った「月が綺麗ですね」。
木更津・證誠寺が重要な拠点になっており、全体的にノスタルジックな感じです。
ロマンチックで素敵な映画でした。また観に行きたいです。
ロマンチックすぎる!
本当に素敵な映画です。
小説家が、最愛の亡き妻と天国で再会する。しかし(事故の後遺症で)妻の事を覚えていない。ウッディアレンの映画にありそうな設定。
ウッディアレン好きには堪りません。
ネタバレになるのでこの先は話せませんが、ラスト完全に騙されます。そして感動‼︎泣けます!
夫婦を演じた手塚理さん、国広富之さん、とても良いです。代表作になるんじゃないかな?
妻を誘って、もう一度観に行きます!
木更津ノスタルジック
主演の2人がとっても素敵でした!
手塚理美はいくつになっても可愛いらしいし、国広富之は変わらずのイケメン!かつ年齢を重ね魅力を増した笑顔。
ロマンチックでノスタルジックなラブストーリーで、インパルス堤下のコントみたいな演技⁈というかキャラクターがアクセントになっていて、面白かったです。
物語がゆっくり優しく流れていく感じに癒されるような、日々スピードアップしていく日常から離れ優しい時間を過ごせたような感じでした。
證誠寺の古めかしくもやわらかな佇まいや、木更津の海の独特な寂しげな輝きなども素敵に感じました。映画の中で何度も出てくるアンティークショップ⁉︎が気になり、一度行ってみたいと思ってます。
月が綺麗ですね。
漱石(この映画の漱石ではなく、明治のほうの)の、「月が綺麗ですね」のエピソードを引き合いに出したいがために作られた映画って感じ。とても丁寧に作られているけれど、現実世界ともう一つの世界が並行して進行していくなか、もう行きつく終着点は見えてしまっていた。それを心地よく観賞するも良し。ただ、自分にはこのオールドスタイルが凡長に思えてしまった。罪深な過去を悔やむセンチメンタルな話なのかと想像してたが、案外軽かった。ちょっと暑さが続いた夏の昼下がりにまどろんで、うつらうつらと見た夢の中のような、でも寝汗はかいていた、そんなふわっとした話だった。
初日なので、舞台挨拶あり。
監督、手塚理美、国広富之のお三方。インテリ役の多い国広の、素のままのチャーミングさにめちゃくちゃ好感が持てた。舞台の二人を見ていて、「ああ、そうだこの二人は『ふぞろいの林檎たち』の共演者か。たぶん"同志"の感覚で撮影に臨んでいたのかなあ」とも思って、なぜだかちょっと胸が苦しくなった。おそらく、かつて『ふぞろい』を見ていた時の感情が、少し湧いて出てきたのかもしれない。
言霊
亡き妻の声を聞き、妻に会いたいという思いを拗らせる中で轢死した小説家が、天国で妻と再会する話。
やっと再会出来たのに、記憶を無くした小説家は、共に轢死したファンの女性と暮らし始め、忘れられた妻は道端で出会った若い男に興味を持ち始め…。
仕事をしなくても良いとは言うけれど、家事があったり商売があったりと働かないと暮らせなそうだし、ケガや体調不良もあるこの世の様な天国。
主人公夫婦が直接やり取りするところは余り無く、かと言ってそれぞれが熱心に恋愛する感じでも無く展開していくけれど、あれ?もしかしてという匂わせは結構早い段階であって。
ちょっと奇妙でちょっと不思議な空気感でみせながら、答え合わせをしていく様なぬろ~っとした恋愛物語だった。
世の旦那衆、靴下ぐらい自分で片付けようね。
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