劇場公開日 2021年9月3日

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「無口な男の起死回生物語」テーラー 人生の仕立て屋 keytonさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5無口な男の起死回生物語

2021年9月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 ギリシャで老舗テーラーを営むニコスは経営難に陥る。危機を脱するために、移動式テーラーを始めることにした。営業している途中で、ウエディングドレスを仕立ててほしいと住民の女性に声を掛けられ、悩んだ末、引き受けることになる。しかし、女性の服を作ったことがないニコスはお向かいさんの母オルガと娘ヴィクトリアの力を借りて、経営を立て直してゆく。
 とにかくオシャレな映画でした。ファッションデザイナーを目指している人におすすめです。ヴィクトリアとの交流は紙の船に書いた文章をロープウェイみたいに文通していたり、スーツでバイクにつなげた屋台で走るシーンはユニークでした。
 しかもちょっとしたお色気シーンやオルガとの不倫、それに嫉妬するヴィクトリアといった、ロマンス・サクセス・ノスタルジーな要素が盛りだくさんの映画でした。
ラストは最初のテーラーの看板がちょっとした伏線になっています。

keyton