「ヴィクトリアちゃんに癒される」テーラー 人生の仕立て屋 カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
ヴィクトリアちゃんに癒される
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ギリシャのアテネの老舗紳士服店の御曹司(独身)の話し。小さい頃からオーダーメイドの紳士服一筋。景気が悪くなり、借金して、銀行から立派な店を差押えされてしまう。リヤカーを自作して、行商に出るが、さっぱり。お客さんはほとんど女性で、娘が結婚するからウェディングドレスを作って欲しいというリクエストが多い。隣のタクシー運転手の奥さんが洋裁が得意でサポートしてくれる。1ユーロはだいたい125円。200ユーロでシルク生地の多いウェディングドレスを作ってあげる。材料費だけで赤字じゃん。そのかわり、美人の奥さんとねんごろになっちゃう。奥さんの娘のヴィクトリアちゃんとのやり取りに癒される映画。リヤカーをスズキのバイクで引っ張って、奥さんとピレウス港でデート。最期はシトロエンの素敵なボックスカーに変わっていたので、順調に売上を伸ばしたのでしょう。不器用だけど真面目にやってると応援してくれる人が出てくるかもよ。人生捨てたもんじゃないね。っていう映画。ヴィクトリアちゃんがキューピット。鈍いタクシーの運転手さんも友達みたいなもんでした。ヴィクトリアちゃんは夜勤のあるパパに不満をつのらせておりましたが、夜勤のおかげでしっぽりできた奥さんとニコル。南欧の大人のファンタジーですな。
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