「保守と革新」テーラー 人生の仕立て屋 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
保守と革新
父子で営んでいた高級テーラーが銀行に差し押さえられることになるなると共に父親が倒れたことが切っ掛けで、自作屋台で露天営業を始める息子の話。
淡々と飄々としたコミカルさがある中で、仕事にプライドを持ちつつも、新たな仕事に挑戦していくちょっと変わったジェントルマンという感じがユニークで面白い。
既成品にしても仕立てのウェディングドレスにしても、安すぎて儲け出るのか?という感じだけどw
ただ、ヴィクトリアやオルガとの関係もすっとぼけた感じで悪くはなかったけれど、この空気感ならそこまで行かなくてもとは感じたし、ラストも、専業にしなくても良かったんじゃない?まあ、そこがプライドだったりするのかな。
終始輪郭をぼやかした様なヒューマンコメディという感じだから、グサッとくるものはないけれど、これはこれでなかなか良かった。
コメントする