ネイビーシールズ 全滅領域のレビュー・感想・評価
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モロッコ映画
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モロッコに遺跡発掘に向かった妻がアルジェリアのイスラム系・テロリストに誘拐される、夫はPTSDに悩む元軍人、妻の救出に単身モロッコへ、果たして救出は出来るのでしょうか、ランボーならできるかもしれないが・・・?。
アメリカ映画なのに出演者や舞台といいモロッコ映画のようなローカル色。
脚本・製作のプロデューサー、ヒシャム・ハッジ氏はモロッコ出身、カナダで映画を学んだあと、ロスとモロッコを拠点とする制作プロダクション(Hフィルム)を設立しモロッコ映画の普及に力を入れているという、本作は資金難で自身が初の長編映画の監督も買って出ている。どおりでモロッコ色が色濃いわけだ。
2013年に天然ガスプラントで日本人も犠牲になったアルジェリア人質事件も起きているから脚本のヒントになったのでしょう、ただ大規模だと予算が足りないので新興テロリストに設定。
とは言え、いくら元軍人とは言え友人と二人でアジト襲撃、人質救出では信憑性に欠けると思ったのか、ラストになって、おまけのような奇襲部隊の投入を加えていました、従って邦題は明らかな誇大宣伝ですね。
人質救出というストーリーでは単純過ぎると思ったのかサハラでの石油利権絡みのCIAの陰謀説を被せていますが無理やり引っ付けたような話でピンときませんでした。同様に主人公のPTSDもランボーにならったのか、単に社会派ドラマ色を入れたかっただけなのか、同じ回想シーンを何度も入れ過ぎでしょう。こういうミリタリー・サスペンスはテンポと予算が肝心です、要はヒシャム・ハッジ氏にはまだまだ勉強して頂かないと長編は無理だったのかなと言うことでしょうかね。
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