「玉石混淆名画座シネマ」THEATERS uzさんの映画レビュー(感想・評価)
玉石混淆名画座シネマ
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我が地元、ジャック&ベティが出るとのことで。
『銀幕エレジー』
登場人物が全員ろくでなしのドロドロ劇。
婆さん殺しの件や、主人公夫婦の“どっちが先”問題など、不明点が多くスッキリしない。
結末も、財布すらなく、着替えと自転車のみで後先なく飛び出してそれでいいのか…
『シネマコンプレックス』
昭和風ぐだぐだコメディ。
「んなアホな」ってとこは笑って流すとして、今観るには演技も演出もカット割も古臭い。
劇中劇が本編と絡むなど、脚本面で工夫があれば面白くなったかも。
結末はベタながら嫌いではない。
『俺と映画と、ある女』
そこに愛はなかった、一番の良作。
演技もまともで、半分実話ということもあってか脚本も良くできていたと思う。
“ミニシアター”との関わりは最も強いが、横川シネマへの思い入れが恋情に依っているのが難点。
恐らくわざと狙ったであろう童貞臭さも、作風や今野さんにピッタリ。
太陽族→花男のチョイスも愛を感じる。
『colorful』
説明が足りなさ過ぎる迷作。
崇徳くんの色盲が、事故きっかけなのか生まれつきなのか。
いつ色が付いてて、いつ付いていないのか。
戻ったきっかけは、映画か、白薔薇か、クッキーか…
(テーマ的には映画にすべきだが、クッキーだよね)
オカルト方面の設定も特になさそう。
試みとしては応援したいので、採点は甘めで。
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