劇場公開日 2021年7月9日

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「夏の大コメディー」唐人街探偵 東京MISSION Uさんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0夏の大コメディー

2021年7月16日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

シリーズの前2作は見ていませんが、今回の1本は、夏に先駆けて見るのにふさわしいコメディーでした。

剣道の千手観音様の技を拝めたし、Qのメンバーをネルフの構成員に見立てた黒会議も見られた。トニー・ジャーは思いのほか、オッサン!

日本の街並みがあんなにエキゾチックに見えたのは、間違いなく制作者と演者の探偵たちの魔力。
ややくど過ぎる顔芸とかアクションにお腹一杯になりながら、極彩色で賑やかな筋書きに黙って呑まれておけ! みたいなノリ。

東京の見せ場が惜しげもなく、片っ端から登場して、そのままエンディングへ向かっても、充分に元は取れたでしょう。

ところが指名手配犯人の落下死や、父娘の出生の秘密探しも含めて、密室殺人の種明かしが結構しっかりと作品の骨格になっていた。その頃には、細かいことには構わないよう、コメディーで洗脳されていたし。

ところで。
妻夫木聡のいつも何か隠していそうな笑顔は、見ていて本当に愉しい。ほとんど何もないのだけれど、ワクワクを途切らせないのは、素晴らしい。

Uさん