「ダー子さんのお出ましよ〜!」唐人街探偵 東京MISSION サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
ダー子さんのお出ましよ〜!
「薬の神じゃない!」で好きになった中国映画。
凄まじい興行収入を叩きだし、凄まじい制作費を掛けた「唐人街探偵シリーズ」の第3弾。しかも舞台は東京。
日本人キャストは妻夫木聡、浅野忠信、染谷将太、長澤まさみ、三浦友和などの豪華キャストでコメディアクション全盛りの映画。こりゃ期待できる!!!!
7月公開の映画の中でも1位2位争うくらい期待していた本作。ようやく公開です。
あー、マジか...笑
期待しすぎたかな、面白くなかった。
どうしてこうなったんだろうか。
各国のさまざまな難事件を解決してきたタンとチン。日本の探偵・野田(妻夫木聡)から密室事件で起きた殺人事件で、殺人の容疑で起訴されている組長・渡辺(三浦友和)を冤罪にするという依頼の協力をして欲しいとを言われ、東京にやってくる。
規模は凄いです。
セットとは思えないスクランブル交差点やお札をばらまくシーン、ゴーカート、銭湯などどれも迫力があって楽しい。大胆な演出はまさに映画って感じで、お金かかっているだけある。
笑えるところは多々。
チンには結構笑わされて、特にラスト際のヤクザたちに追いかけられるシーンはテンション上がって楽しいし、コメディさもあって面白かった。銭湯のシーンもベタだけど好きです笑
ただ、ストーリーに魅力を感じられない。
初っ端から不味いなと思っていたが、全体的な規模はでかいが内容はペラペラ。あるある過ぎていて犯人も予想つく。無理やりこじつけている感じで感動も何も無い。これで終わり?解決なの?
ストーリーが弱いためか、Qの陰謀だったり逃亡犯だったりミッションだったりで何とか尺を伸ばそうとしているのが見ていてキツい。どれもこれも中途半端で見応えは無いし、続きが気になる!ともならない。
吹き替えで見たが、違和感ありまくりだった。
日本人キャストが中国語で話しているであろうセリフまでも日本語にしているので、妻夫木聡と浅野忠信は特に口の動きとセリフがあっていなくて気持ち悪かった。
1と2は見ておくべきだなと。
日本未公開なので、どうやろうと日本字幕では見れないが内容把握の為にも見ないと分からない部分が多い。見たら整理がついてごっちゃに感じないのかも。
期待していただけに凄く残念です。
まさか唐人街探偵よりもハニーレモンソーダの方が面白いとはな。映画は見た目じゃ判断できないぜ