「中国人探偵が日本を舞台に活躍する作品です。ツッコミどころは多々あれど後味は悪くないです。」唐人街探偵 東京MISSION お抹茶さんの映画レビュー(感想・評価)
中国人探偵が日本を舞台に活躍する作品です。ツッコミどころは多々あれど後味は悪くないです。
中国人探偵が日本を舞台に密室殺人事件の謎を解明する作品です。
舞台が日本なので日本の有名俳優も多数出演します。
ツッコミどころは多々あれど、話を進めるにあたってダメなのが以下の2点。
・警察の捜査・検視がザルすぎるのが1点目(だから探偵が活躍できるのですが)
・裁判制度が実態と乖離しているのが2点目(中国人観客向けに簡略化したのでしょう)
その他日本の風景・伝統・風習を中国人観客向けにステレオタイプに描いていますが、綺麗に描かれていて悪意は感じられません。
お金かけているのがはっきりわかるのはいいですね(お金かかっているとはっきりわかる邦画は残念ながらあまり見なくなりました)。
物語の背景に犯人の悲惨な生い立ちがあるのは、映画の定番とはいえ、しんみりしてしまいました(子供時代の犯人とその母親の描写がなんとも物悲しい)。
この作品はシリーズ3作目で、1,2作目を見ていない観客向けに、冒頭短めの説明映像が追加されています。
観客に予習・パンフ購入を強いる作品が多い中で、観客フレンドリーな対応は評価できます。
ということで、採点はチョッと甘目です。
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