「すごい面白い。テンポよし。掴みはOK。客席に笑いあり。もっと客入ってもいい映画。【iPadの都合で尻切れトンボ、すいません。】」唐人街探偵 東京MISSION 満塁本塁打さんの映画レビュー(感想・評価)
すごい面白い。テンポよし。掴みはOK。客席に笑いあり。もっと客入ってもいい映画。【iPadの都合で尻切れトンボ、すいません。】
中国では大人気らしいシリーズの、日本を舞台に中国人探偵とタイ人探偵、日本人が入り乱れての盛りだくさん映画。土曜朝一番7時代上映だからか、中国映画特有の、赤中心のどんちゃん騒ぎ気味のリーフレット広報が避けられたのか、大スクリーンで25人程のガラ空き。私も中国系と聞いて、若干引いていた。(中国の人。ごめんなさい。いわば「メイド・イン・チャイナ」の日本人の偏見的イメージです。)しかし、杞憂であった。
空港で探偵迎え入れる時点からアクションというよりミュージカルで、スピーディー。中国独特のクセも、観光バスが明らかに中国の観光バスで広告入りの点と、後述のアキバのキャラクターのユルさと中国の歌少し挿入あるくらい。
歌といえば昨年の映画作品「私をくいとめて」でも使用された大瀧詠一の「君は天然色」が出色だが、マイケル・ジャクソンだかジャクソン5だかもお馴染みだが、「人間の証明のテーマ」は久々で驚いた。若い人知らねぇだろなぁ。オッサンの私としては懐かしい限り。
後述の尻切れトンボ、日本文化の描写も良い。手間ひまかけた総合点合格映画。ドタバタだけどもスピーディー。だけども拙速ではなく内容盛りだくさん。
映画作品としてはギャグ満載で炸裂。特に病院の検死体めぐる、多人数のドタバタ攻防は面白い。エレベーター内で、動いてはならない、動き出した「死体であるはずの人間」即時、全員で、何ゆえか、ノックアウト。のタイミングは絶妙で、あまりに「間」が間抜けすぎて絶妙で馬鹿馬鹿しすぎて笑った。その他笑いたくさん。アクションも出し惜しみなし。TOKYOを舞台に探偵と警察等の珍道中。後述のように寝落ちで結末見落としたのですが、推理の結果というより過程が面白いので十分楽しめる映画。
正確には地下放水路の龍Q館は埼玉で、TOKYOではないのですがそこは目をつぶるとして
妻夫木くんも、中国の2人もタイの人も、探偵をユーモラスにかつ激しく演じていて良い。染谷将太はチト尻切れトンボでイカれかたがパンチ不足だけれども、浅野忠信も三浦友和も良い。そうだなぁ染谷将太、「連続殺人犯」なのだからもう少しイカれていた方が良かった。
おっと忘れていた、この映画、探偵もの、の推理モノではあって、最後お約束のどんでん返しもある。
広告に偽りなしの「コメディー、アクション、ミステリー、人間ドラマ」満載。満載すぎてジジイの私、最後の法廷シーンで、疲れてしまってまさかの数分寝オチ。犯人は分かったけど、親子のストーリー、殺人のカラクリ見落とした。・・・無念。まあ6ヶ月後くらいに配信で見直すからいいや!と自分を納得させた。
相撲レスラー、入れ墨、指詰め、アキバ(チョット出てくるキャラが中国標準で、ライセンスの関係が厳しいから、寂しいキャラだけども・・)