劇場公開日 2021年3月5日

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「反原発プロパガンダ」国民の選択 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0反原発プロパガンダ

2021年3月6日
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怖い

知的

難しい

実際の原発に対する個人的見解や賛否は別として、これはあくまでも映画に対する感想なので、原発に関する議論を求められても完全スルーさせていただきます。

20XX年、原子力発電使用の是非を問う国民投票が行われることになった日本で、原発を有する町の町議である父親を持つ家族が、議論をする話…ではあるのだけれど。

いきなり家族会議で、原発稼働賛成に投票する様にと表決拘束をかけてくるオヤジという嫌悪感を覚えさせる様な話のフリ方に、あれ…?

中学生以上向けみたいな核分裂と原子力発電講座から始まって、原発の抱える問題や反駁をみせていくのかと思いきや、反原発に誘導するべくデータや説を並べ立て、傾倒。印象操作が過ぎる展開。

映画としては、それならそれでも構わないけれど、であればタイトルやトレーラーや、公表するあらすじでそう示し、そういうドラマとしてみせて欲しいし、こういう啓発的な作品として作るのであれば、それぞれのメリットとデメリットをしっかりと並べて問題提起だけで良かったし。

一応、考える切っ掛けになる可能性もあるし、勉強になるところもあるので、評価できるところがないとは言わないが、これではただの洗脳じゃないのか?と、そういう意味で気持ち悪さと恐ろしさを感じた。

そして実際終映後、客席から拍手や勉強になったという呟きが聞こえてぞっとした。

Bacchus
ともすけさんのコメント
2021年3月10日

『新聞記者』と同じような特定のプロパガンダなわけだ。

ともすけ