「だからハートキャッチプリキュアが登場したの?」映画トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪! こだななさんの映画レビュー(感想・評価)
だからハートキャッチプリキュアが登場したの?
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シャンティア王国の女王は、永遠なんてない、形あるものはいつか滅びると言ったが、プリキュアたちは、そうじゃない、シャンティア王国の象徴である美しい歌を歌い継ぎ、希望という花言葉の美しい花を咲かせ続け、女王の心を紡いでいくと約束します。守り続ける美しいものや心は、普遍なのだという強いメッセージです。また、ローラと女王との友情と葛藤がシンクロして、戦闘シーンでありながら、女王を完全に悪者とできず、女王の正義(結局歪んだ正義ですが)も分かるよと、見る側にとっても葛藤を突き付けられながら、それでもプリキュアに肩入れするのかどうかで、見方が変わるのかなと、思いました。(そもそもプリキュアたちって結構暴力的!それが醍醐味ですが。)
娘が見たい見たいというので、見る前は、某ディズニー映画の2番煎じかと訝しんでいましたが、おとぎ話のような歴史のような一頁にプリキュアたちが紛れ込み、女王の心を繋いでいという、観念的なストーリーでもありました。シリアスながら前編コミカルで見どころたくさん、普段ながら見でしか見ない王道のガールズヒロインものに、ついつい熱くなってしまいました。
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