「ワクワクの冒険活劇ではない。」アウシュヴィッツ・レポート 鉄牛さんの映画レビュー(感想・評価)
ワクワクの冒険活劇ではない。
スロバキア系のユダヤ人がアウシュビッツを脱出する話。
事実に基づいているので、淡々と話が進んでいく。脱出も活劇的ではないしワクワクする要素もない。
命がけで脱出し、現実を世界に知らせても連合国の思惑からアウシュビッツはすぐには解放されず、どんどん人が機械的に殺されていく。
確かにカタルシスには乏しいが、これがホロコーストなのだ。と、いう映画。静かに犠牲者の冥福を祈り、二度と悲劇を繰り返してはならないというメッセージは感じられました。
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