「情けはひとのためならず」ボブという名の猫2 幸せのギフト こまママさんの映画レビュー(感想・評価)
情けはひとのためならず
「施せし 情けはひとの ためならず 己がこころの 慰めと知れ
我ひとに かけし恵は忘れども ひとの恩をば ながく忘るな」
観終わった後、ふいにこの言葉が浮かんで、そしたらもうこの言葉が原案なんじゃないかと思うくらい、ぴったりハマって見えちゃって。
んなわけないんだけど。
情けをかけるのは、自分がほんの少し気持ちよくなるため。
情けをかけられることは、人生が一変するほどの大事になり得る。
そういうことを、考えるんじゃなくもう遺伝子レベルで理解してるような、出てくる人がみんな、そんな優しくてあったかい人たちばかりで。
ボブと一緒に過ごすことでジェームズの周りには笑顔が増えて、そのおかげでジェームズも優しくなれたんだろうな。
優しい人の周りに優しい人が集まるのは、必然だから。
ツラいこともあるけどでも、観終わってとても、幸せな気分になれました。
モーの話のところから涙が溢れてきちゃって、あとはもうずっと泣いてて。
ジェームズの決心もツラくてジェームズ以上に泣けちゃうし、
じゃなくてもボブはきっと数年後には…とか思っても泣けちゃうし、
マイケルが来たところでも良かったね〜っつって泣けちゃうし、
ハッピーエンドで泣けちゃう、幸せな映画でした。
そして知らなかったけど、ボブはもう、亡くなってるんですね〜😭
ご冥福をお祈りします。
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