「うーむ、見る方次第かなー?」レンブラントは誰の手に バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)
うーむ、見る方次第かなー?
予告編と邦題で、実話サスペンス!?
と思いきや、ハズレー。
原題は My Rembrandt=私のレンブラント。
さまざまな形の「私の」が展開されます。
あ、本作はドキュメントです。
かなり昔、ループルやオルセー美術館に行ったり、フランダースの犬に出てくるルーベンスの絵を教会に見に行ったりしたとき、本物の迫力というか、なんだかわからない力というか、それらの洗礼を受けた事があります。
とある有名画家の、そんなに有名ではない絵の前で30分動けなかったっけ、、、落涙しながら。
そんなこと思い出しました。
ですから、絵画は人心を激しく揺さぶり人生を惑わしたり、豊かにしたり、争わせたりするのですね。
友人が画商をしているので、美術品ビジネスの大変さはちょっと知ってました。
生き馬の目を抜くようなことは珍しくないって言ってましたね。
本作は素晴らしい絵画を見ることはできますが、エピソード紹介的なドキュメントなので、ちょっと鈍重な平べったい内容だったかなー?
けど、絵画を趣味とされている方やレンブラント作品のファンの方なら凄く楽しめるのではないでしょうか?
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