「ゾンビが津波でやってきた。「他にやることあるでしょ!?」(笑)」ゾンビ津波 野球十兵衛さんの映画レビュー(感想・評価)
ゾンビが津波でやってきた。「他にやることあるでしょ!?」(笑)
タイトルがアホすぎて気にはなっていた映画なんですよ。
えっ?これ大昔じゃなくて2021年公開の映画なの?マジで?
なーんかね、ショボいのね。ショボすぎるの。唯一の見どころを除いては。
まさに津波で押し寄せるゾンビの絵は圧巻だったのに、丘に上がったら数合わないんじゃね?
ゾンビが少なすぎて…ショボすぎて緊迫感がまるでないのよん。
頬にフジツボが生えた絵面は不快感満点でよかったけれど。
ゾンビの血が青かったり赤かったり、どっちやねん!(笑)
ゾンビ誕生の経緯は語られていたけれど、あんな平和な海になんで大津波が?なんでやねん!(笑)
頸動脈噛みちぎられてるのに、なんでそんな長生きしてるねん!(笑)
“食事”そっちのけで、グダグダな格闘技してるゾンビとか、一体何やねん!(笑)
「ゾンビ津波だ!」ってまんますぎて笑っちゃいました。
電撃が弱点っていうのは少し目新しかったけれど。
プログレッシブナイフ?かっちょいいけれど。
それよりも保安官役の人が役所広司さん+吉田鋼太郎さん+だからおまえは誰なんだ?÷3みたいで、終始そっちに気を取られていました。
グダグダな展開に、つい「他にやることあるでしょ!?」って自虐ネタかよ!(笑)って思っちゃいました。
そう「他にやることあるでしょ!?」で、これコメディーの展開じゃね?と思っちゃったの。
でも違うのね。
『ゾンビ津波』というぶっ飛んだタントルなんだから、いっそコメディーに振ってくれてもよかったのに。
ちなみに原題も『ZOMBIE TIDAL WAVE』=『ゾンビ津波』なのねん。(エキサイト翻訳先生乙)
乙そうなのよ。Z級は覚悟の上で観てみたのですが、“しょーもない方”のZ級でした。最後まで付き合った自分乙。
きっとゾンビ&津波の絵が閃いて、それだけ撮りたかった映画なんだろうなぁ。
そしてその絵だけで15点楽しめました。
最後の最後に「えっ?まだ?」ってのがなかったこと、エンドクレジットが最近の映画には珍しくあっさり短かったことも加点要素5点で合計20点
逆に言えばそれ抜きなら0点。そんな映画。