「【トランスジェンダーのささやかながらも、確かな一歩を踏み出すまでを描いた短編。】」片袖の魚 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【トランスジェンダーのささやかながらも、確かな一歩を踏み出すまでを描いた短編。】
■今作のフライヤーを見ると、東海林毅監督は2007年「23:60」2019年には「ホモソーシャルダンス」「帰り道」という全く違ったテーマで短編を発表している。
◆感想
・主人公のトランスジェンダー女性の新谷ひかりを演じたイシヅカユウという方は演技初挑戦だそうであるが、申し訳ないが余り惹かれない。
・今作は、ひかりが高校の同級だった男性達及び多分、ひかりが好きだったと思われる男性久田と会うのだが、彼は今度父になると言って皆を驚かせる。コーキと言う男子生徒だったひかりの女性になった姿と同じように。
・そして、宴が終わった後に久田がサイン入りのサッカーボールを渡し”又、会おうぜ!”と言うのに対し、彼女はボールを久田にぶつけ、東京に戻り颯爽と歩くのである。
<感想としては、各キャラがもう少し立って居たらな、とは思ったが、ナカナカな作品であるとは思った。今度、同監督の「老ナルキソス」を見てみよう。>
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