「無意識の差別」片袖の魚 りりまるさんの映画レビュー(感想・評価)
無意識の差別
この映画のレビューを読んでると、マイクロアグレッション(無意識の差別)という言葉を目にした。登場する人物たちで悪意のある人はいない。でも、彼らが普通に性同一性障害の主人公接するのは、無意識の差別で溢れていて、こんなにも生きづらいのかと分かった。
時間が短いので、いろんな人に観てもらいやすい。
題材を考えると、それが重要なのでいいと思う。
性同一性障害の人が日常的に浴びせられる差別的発言を観客も当事者のように感じるのは、とてもよかった。
水槽の中の魚のようにうまく泳げない、普通の人間じゃない自分は普通に泳げないと感じているんだろうな。
たくさんの人間が普通に泳いでるように感じる。寂しさや悔しさが伝わってきた。
映画の切り抜きを観てる気分だったので、内容はいいものの、全体としてのストーリーは感じず残念。
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