劇場公開日 2021年2月26日

  • 予告編を見る

「誰でも晩年は・・と思ったらパンフの年表見たら40代じゃん。因果応報とはこのこと。」カポネ 満塁本塁打さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0誰でも晩年は・・と思ったらパンフの年表見たら40代じゃん。因果応報とはこのこと。

2021年2月27日
iPhoneアプリから投稿

ギャングの伝説の大ボス アル・カポネの晩年1940年代を描いた作品。時間があれば見ても損はない出来栄え。まさに平均点。
さすがにこのクラスになると第二次世界大戦は関係ねぇんだなぁ。いい身分だよ。日本のヤクザにも共通してるけどね。

てっきり晩年って言うから映画を見終わった後も、パンフレット見るまで80歳くらいの痴呆かと思ったら、家に帰って改めてパンフレット眺めたら、まさかの40歳代。

演ずるトム・ハーディもその年齢に近い1977生まれなんだけども、私には80代のお爺さんにしか見えなかった。
もう現実と虚構が入り混じって頭の中は大混乱だし、糞小便もオムツで対処って、どう考えても爺さんだよ。

ちと映像上、現実なのかカポネの妄想なのか分かりにくい部分、最後の方の銃乱射とか、区別がつきにくいのが少々難点。
さすがにフロリダに大邸宅建てるも、禁酒法時代の隆盛も、梅毒かなんかで痴呆同然では、楽隠居もままならず、完全に事態を掌握していないFBIも振り回されるだけ。

因果応報とはこのこと「アンタッチャブル」のロバート・デ・ニーロの面影は微塵もなかった。いいきみではある。
それと時々かかってくる無言電話の主の青年とカポネの関係性が全くよくわからなかった。誰か教えてください。
実際には隠し財産あったかもね。FBIの見立てどおりに。ただカポネが廃人同然ではどうにもならない。悪どい連中に持っていかれただろなぁ。コレも因果応報だろなぁ。最近、鬼滅とか銀魂とか「ライアーライアー」とか映画館は漫画と若者向け邦画ばかり。本作も公開2日目土曜の午後なのに、大スクリーンで観客私含め10名、寂しいなぁ、コロナとは言え。こう言ういかにもハリウッド的作品。存在感あるけどなぁ。
良い意味でもわるいいみでも

満塁本塁打