バイプレイヤーズ もしも100人の名脇役が映画を作ったらのレビュー・感想・評価
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大杉漣さんへの愛を
若者への道を示しつつ、大杉漣さんへの追悼を描いた映画、所長の部屋に古いサッカーボールが置いてあって…。
ただ…。
もう少しメインのおじさん達の出番が多くても…と思ってしまった、若い世代に気を使い過ぎ?
あと…有村架純出すぎ、話を聞いてるはずの有村架純のナレーションで話が進むのも違和感。
ドラマから出てる芳根京子じゃだめでした?
映画化するためには必要?
なんだかバイプレイヤーズの根っこみたいなものと相容れないなぁ…と。
優しい映画
いやぁ、豪華。さすが。こんな贅沢ないなってくらい大勢の俳優さんが出演されていて、それを観れるだけでも至福でした。内容は、ドタバタの笑いあり、ちょこちょこ涙ありで、なんだか優しい気持ちになれる映画だなぁっと思いました。
主人公たちが違ってる
テレビドラマは観てません。
バイプレーヤーの4人を主人公とするイメージなんだけど、物語は濱田岳さんと柄本時生さんを中心に進みます。
映画CMから俳優たちによるライトな笑いを纏ったドラマを期待したんですが、サブタイトルと小ネタから物語を作った感があり広げた風呂敷を纏められてない感じです。
小ネタはいっぱいあるし、彩り豊かな俳優さんたちが沢山出て来るので、その点は楽しめます。
また序盤でサブタイトルのネタがあるんだけど、これは自虐ネタぽく思えてきます。
テレ東らしいゆる映画。
ドラマシリーズから大好きで、
待ちに待った映画版。
芸能界の裏ってこんなんかな。って思いながらゆっくり見ました。
ドラマのカット後未公開部分って感覚。
最後の大杉漣さんには目頭が熱くなりました。
映画として評価はできない。
映画のメイキングを長回ししているような。
郊外にある広大な撮影スタジオ群が舞台で、そこではいろんな作品があちこちで同時多発的に撮影されている。
そこで撮影している、月のない銀河鉄道(だったかな)という作品を作るのに、100人の俳優を集めるというほのぼのした話。
ただ、同時多発で撮影しているあちこちの様子が入ってきたり、キーマンでもある犬の風がかき乱したり、ストーリーがわちゃわちゃしてしまって、すべての伏線を回収できていない印象が否めない。
100人の俳優さんが最後出てきたけど、セリフもない若手女優も多く、もったいない気もする。
ただ、大杉漣さんの追悼作品だということはよく分かった。
なるほどね〜
ドラマは見たことが無かったのですが、これだけの役者が出るなら面白いだろうと期待をして見に行きました…が、正直脚本がイマイチだと思った。
いろんな気遣いが見て取れるセリフ数、まあ全員出していくならこんな感じにしなきゃ難しいんだろうなぁと、そういう気持ちで見る映画でしたね。
ですが、最後の大杉さんの写真で涙腺がブワッ!
なるほどね〜
そういうことかと、納得できました。
多少ズルいとは思いましたが😅
それなら、もっとベテランを中心にストーリーを作って欲しいなぁ。
でも、新しい世代に繋いでいく鉄道になぞらえたかったんでしょう。
そんな田口さんや松重さん達の思いが詰まった映画でした。
みなさん長生きして、また楽しい映画を見せて下さい😃🙏
大杉漣さんの追悼作品ですね
これだけの名優さん達が出てきても、底辺は大杉さんの追悼に思えてしまいます。
悪役からコミカルな父親まで、偉大なバイプレイヤーであった大杉さんを、現在活躍している俳優さんが天国に向かって「想いは自分たちに任せてください、受け継いでいきます。」と叫んでいたように思います。
ありがとう、大杉漣さん。。。
良い素材を沢山集めたのに、余計な味付けをし過ぎた様な作品です。
劇場での予告編を見て、なんとなく面白そうと思ったのと都内はレイトショーが解禁になった事もあり、初日に鑑賞しました。
で、感想はと言うと…なんだかなぁ…
いろんなツッコミどころが満載過ぎ。
最初に謝っておきますが、結構辛辣です。
名優の無駄遣いと言うか、脚本がダメ。
これだけの錚々たる名俳優が出演しているのに、何が言いたいのか、何がやりたいのかが分からない。
TVドラマ版の存在は知ってましたが見た事はなく、どんな話なのかも知らなくて、いつもは主役の脇に隠れる存在の名脇役達に様々な設定でスポットを当てよう!と言うぐらいしか知りませんが、劇場版はとりあえず単体で成り立っている感じ。
富士山の裾野にある架空の撮影所「バイプレウッド」で様々や作品の撮影が行われるが、そこに濱田岳さん監督を努める映画作品の撮影が少人数、小予算で進められ、様々な事が巻き起こる。と言うのがざっくりなあらすじですが、もういろんな事が不明瞭。
田口トモロヲさん、松重豊さん、光石研さん、遠藤憲一さんと言ったベテラン名優達が中心に話が進むかと思えば、濱田岳さんが監督を努める自主映画の撮影の話が中心になっていくけど、いろんな人達にスポットを当てようとするあまりに、誰が主になって軸になっているのかが雑。
沢山の俳優に気を使いながら、まんべんなく分配した為か焦点がボケボケなんですよね。
主役は田口さん、松重さん、光石さんの筈なんですが、話の中心は濱田岳さんと柄本時生さんの映画撮影チーム。
ここに菜々緒さんと天海祐希さんが絡んできて、膨らませつつも目的が更に不明瞭に。遠藤憲一さんも主演だと思うんですが、どうにも変な出番の少なさも気になります。
登場人物が役者でありながら、スタッフをやっていたりしてややこしい。役者が映画を撮るからスタッフを兼ねるのは当たり前だとしても、何故映画を撮るのかの理由が物凄く曖昧。
名優 役所広司さんの気持ちに応えたくて!と言う理由にしても、なんでこんな少人数なのかが分かんない。
そもそも自主制作の映画が撮影所を引っ掻き回している事にプロの俳優やスタッフが何故それを良しとしているのか?
バイプレウッドには専任の映画スタッフはおりません!と言うのなら、まだ納得が出来るがそうでもない。
映画好きが集まる理想の地みたいに捉えられてもそこは「プロ」が集まるからこそ、プロとしての行持は持ってて欲しい。
天海祐希さんがガパオライスショップをやるのは個人的な息抜きと言うのは分かるけど、女優さんとしての活躍は劇中で無いのが更にややこしくしている。
ただのガパオライスショップのオバチャンと化してるのってどうなの?
犬の「ふう」がいろんな作品の撮影中に乱入したのも「ふうが台風から俺たちを守ってくれた」なんて件もどうにもあざとい。
一番のツッコミどころは台風が去った後のスタジオの片付けを何故か俳優の方々ばかり。
「俺たちはこのスタジオが大好きだから」と言う想いがあったにしても、全く普通のスタッフがいない。もしくは率先して動いてないのはやっぱり解せないし、こういう所であざといと言うか、嘘臭さが感じるんですよね。
最初は凄く良い感じでスタートして、結構ワクワクしたんですよね。
有村架純さんの可愛らしさも際立っていて、いろいろと出てくる役者さんが登場する度になんか楽しそうな事が始まる予感がして、いろんなドラマをモチーフにしたパロディも楽しそう。
前田敦子さんや岸井ゆきのさんの登場がなんか良い感じ。
岸井ゆきのさんは先日鑑賞した「ホムンクルス」で謎の女を演じられてましたが、個人的にはユーモアな役柄が似合っていると思うだけに今作の出演がなんか嬉しい♪
役所広司さんが登場して、作品に厚みを増しているのも良い。
ワチャワチャしてるのが楽しそう!
だけど、最後までワチャワチャしてて終わり…
劇中でも言ってましたが、「蒲田行進曲」や「キネマの天地」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の様な映画の裏側なんかをワクワクして見せたかったと言う想いがあると思うんですが、どうにも響かない。
銀河鉄道の辺りも夢溢れる設定にしたかったと言うのは分かるけど、なんか安易で雑。
シンプルに言いたい事は多分「映画は素晴らしい。それを支える俳優は主役ばかりではない。いろんな人に支えられているんですよ」だと思いますが、いろんな肉付けをし過ぎる。
良い素材を使って、普通に作れば美味しい料理が出来るのに、いろんな味付けをし過ぎて、素材の良さを台無しにした。
そんな感じですかね。
TVドラマ版を未視聴なので「こういう作品なんです」と言われればそうなのかも知れませんが、映画化するのにあたり、いろんな余計な事を盛り込んだと言う感じです。
TVドラマ版の放送中に急逝された大杉漣さんの弔う事も意味しての映画化もあると思うんですが、それにしてもどうにもいただけない感じです。
書ききれないくらいの名優が出演しているだけに実は相当豪華な作品で規模的には実は凄い作品でスケジュール調整も大変だろうなと思えるぐらいに奇跡的な作品だと思います。
多分、なんとなくですが、1970年代の東映の大部屋俳優達で結成されたピラニア軍団みたいに味のある個性派俳優集団の作品を作って、平成・令和のピラニア軍団みたいにしたかったのかと。
小沢仁志さんが出演されているだけに余計にそう思えますw
個人的に合わなかったと言えば、そうなんでしょうけど、個人的に合わないと言うだけで済まない感じです。
もう、勿体無い!の一言です。
個人的な見解で辛辣に書きましたが、結構期待してたからこその肩透かしが残念。
ですが、あくまでも個人的な一意見として捉えて頂ければ幸いです。
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