「100人は賑やかで良い。ただ後半チト長い。」バイプレイヤーズ もしも100人の名脇役が映画を作ったら 満塁本塁打さんの映画レビュー(感想・評価)
100人は賑やかで良い。ただ後半チト長い。
松重豊、田口トモロヲ、遠藤憲一、光石研の脇役陣が主役となり、併せて濱田岳が富士山麓の撮影所で繰り広げるドタバタ劇。喜劇。
設定はそれなりに良いし、撮影所でいろんな撮影が行われているのは賑やかで良い。
天海祐希、役所広司、北村一輝等特別出演陣も良い。
ただ濱田岳が柄本時生を巻き込んでの、監督する映画の設定が、素人目にも「コレはないだろう」と思わせるショボい撮影なのがチト、リアリズム的にテンション下がってしまう。
テレビ東京がバック故か?それぞれのスタジオのドラマの撮影風景もかなり緩めなのにガッカリ。作中でも引用された「キネマの天地」「蒲田行進曲」の水準を求めると、チト厳しいなぁ。
悪役系の小沢仁志の弾け方と、本田博太郎のボケっぷりは心地よかった。
主役格の4人もなかなか良い。とにかくこの映画は濱田岳の映画撮影、もう少しリアルな設定が欲しかったです。学生の映画研究会では無いのだから。
それと購入したパンフ見ると、意外なお馴染みさんが出ていて、コレまた賑やかで良い。実際に100人は脇役陣とはいえキャスティング大変だったろうと思わせる。どっちかっていうと平日有給休暇で昼間のんびりと観る映画だなぁ。
濱田岳の映画の犬が台風で居なくなるのですが、見つかるまでが長い、長い。
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