「家族」セイフティ 最高の兄弟 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
家族
兄弟愛と周囲の仲間 =《家族》の支えに感動の実話 --- 当たり前すぎて忘れていた大切な存在に目を向けさせ、人として大切なものを教えてくれるよう。流石レジナルド・ハドリン監督(『マーシャル』)。
レイレイ、集中しろ!主人公は文武両道のアメフト特待生。…かと言って僕みたいな斜に構えた人間にも届くものがあった。まるで兄としてだけでなく父として自己犠牲もモノともしない本物の愛がここにはあった。温かな気持ちになる。見終わってみるとセイフティというポジションを冠したタイトルすらも、それだけに留まらない深さをしっかりと余韻と共に噛み締めさせてくれる。お調子者構ってちゃんな弟や突っかかってくる腹出しフィジカル先輩、それぞれに置かれた状況・立場があって、それを知ると感情移入の取っ掛かりになるし応援したくもなる。
仲間がいい --- 決して一人で戦っているわけではない。延々19本目。俺たちはファミリーだ。弟を守れないならチームを去ります。なんで?ファミリーだから。足が滑っただの手が滑っただの言い訳は許さん。ジェームズ・バッジ・デールがコーチとか最高。準備はできてる〜待っていろ〜準備はできてる〜待っていろ〜試合開始!チェック・フェイマール!! やったな、お前はこのために練習してきたんだ!仲間に頼れるようになっていくのを見て、心が満たされていくのを感じる。素直に気持ちいい。楽曲が流れる中での幸せモンタージュが、その後の修羅場も予感させる。"利益の供与"怖すぎ…選手は金は釣られる。二人を助けているだけだ。私はチーム全員を助けなければいけない。
[4 1/2]一人の選手じゃない、ファミリーの一員だ。俺を助けてくれてありがとう。たとえ何があっても二人でいれば大丈夫だ。これ以上フェイの人生をかき乱すことはできない。今まで二人で生きてきて、今回も同じやり方で乗り越えようとしたけど、愛する人々が手を差し伸べてくれた。助けを受け入れること、互いに支え合うこと。感銘を受けた、心を動かされた。
「乗せてもらっちゃまずいんです」大学を続けて「ハグして」私は良くなる「協会は例外を認めない。お前は決して諦めない男だ」ボウデンボウル