猫と塩、または砂糖のレビュー・感想・評価
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ハラハラドキドキの現代のホームドラマです!
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❶公開初日(7/23)初回の監督舞台挨拶付き上映を観てきました。映画チラシには「ホームコメディ」という言葉が出ていますが「ハラハラ!ドキドキ!ホームドラマ」というジャンルでしょうか。
❷主な登場人物はリタイアした老夫婦とニート息子と謎の同居人父娘の5人だけ。場面の90%は登場人物たちが住む一軒家の中。そこで繰り広げられる「食卓を囲む団欒」という古いシーンと「VR機器で遊ぶ家族」という新しいシーンで繰り広げられるドラマはまさしく現代の鋭いホームドラマです。
❸でも酒乱のお父さんの将来は? そのお父さんから邪険に扱われているお母さんの怒りはいつ?どんな形で爆発するのか? ニートの息子は「僕の職業はお母さんのペットです」と自虐しているがその真意は? 胡散臭い同居人父娘の狙いは? この家族の行く末は? 本当に最後までハラハラドキドキでした!
❹全国で増えている「老いた両親にパラサイトしているニートの子供たち」に関心の有る人にはぜひ観て欲しい映画です。『猫と塩、または砂糖』というのはあることのメタファ(隠喩)なのですが、それが判ると更にいっそう面白くなります!
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