「リアルガッちゃんスリラー」Swallow スワロウ Go-Go- Ko-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
リアルガッちゃんスリラー
具体的なシーンについて感想
・異物スワロウシーンについて
まずは氷!
異物じゃないんだけど馴染めてない食事の中で見つけてしまった逃げ道と満足感。
氷アップも手掴みでいっちゃうところもいきなり「これはやばくなる」と思わせられた。
次にビー玉・画鋲・・・
予告の時点から
想像できる気になるところ「痛みやその後」を
ゆーっくり丁寧に見せてくる。
テーブルの置き方や画鋲の向き、手の震えひとつひとつに
目が離せなくった。
お菓子爆食でストレス発散シーンがあってからの
モーテルでの砂爆食!
まさに、砂っく。笑
・お土産要求シーン
カウンセラーとの電話で夫に生い立ちを知られてしまったあと
家を空けるにも妻を気遣う夫が問う土産に「ブレスレット」と答えたハンターだったが
あのショックの受けっぷり。買ってきたブレスレットもこっそり飲み込んだのだろうか。
てか、なんで、スピーカーにしてんだよっ!
・お手伝いルアイの行動がイケメン
ベットの下でハンターの気が済むまで寄り添い側にいてあげるなんて(いびきかいて寝ちゃってたけど笑)。
あの逃がす行為から、ハンターの辛さを一番理解していたのは彼だったのでは。
主演ヘイリーベネットの演技に何度息をスワロウしたか。
まさか、本当に飲み込んで演技しているんじゃないだろうかと思ってしまう
迫真の演技だったと思う。
震えながら異物を飲み込み続けるハンターを見ている時、
夫やその家族・周囲の人・カウンセラーの立場に自分がなったとしたら、
どうすることで辞めさせることが出来るのかを考えながら見てしまった。
まぁ、最低でも、妊娠祝いの食事会でのハンターの話を最後まで聞いてあげるべき。
結局、近所の変なおじさん話のオチは何だったんだろう。笑
終盤の実の父親に詰め寄るシーンからエンディングでまさかの感動。
きっと、ハンターの人生にとっての異物が
生い立ちや親族内でのハンターの立ち位置、今の生活でのフラストレーション、抱えきれない想いなのかな。
そして、今まで手にとっていた異物が薬に代わり中絶という手段で立ち直るという表現。
その選択が正しいのかどうかは置いといて
トイレでのビー玉回収でのシーンにも繋がっているようにも感じて
インパクト抜群で面白い映画だった。
手洗い場でのエンディングも含め最高!