天空の結婚式のレビュー・感想・評価
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前半は面白かったが、後半が…
LGBTをテーマとした作品だがラフにそしてコメディーに描かれている新鮮味ある作品。
主人公のアントニオがパートナーのパウロにプロポーズするところから物語は始まる。互いに婚約を認め合いそしてアントニオ家に帰省して両親に報告しに行く事となる。
この自宅への帰省によりLGBTを認め合ないアントニオの父と、その父の姿に怒りを覚えるアントニオの母とアントニオとパウロ、そして一緒に帰省を共にした役者仲間と女装が趣味の同居人と曲者揃いのドタバタ劇が展開される。
アントニオの父親は村長を務めており、難民の受け入れを推進していたり、いわゆるどんな人でも受け入れようという事をモットーに日々精進しているのだが、いざLGBTを抱える息子には理解できない姿やそれに対して怒りの姿勢を示す母親の姿、やりとりは笑わさせてくれる。食卓をみんなで囲む際の気まずさとかは絶妙であった。
後半になるにつれてだれてくる。アントニオの事が好きなストーカー紛いの幼馴染の存在や女装が趣味の同居人の存在が胃もたれする。
ストーリーも理解を全く示してなかったパウロの母親の存在や、終盤の式場が火事になったところや、ストーカーのアントニオと浮気をしていた事を告白したところ等々…なんか後半に連れてよく分からないシーンが多々あった様に感じた。それらの描写もかじる様に描いて詳細などは描かれないからとてもモヤモヤする。
最後もアントニオの父親の理解や、浮気を告白された2人の間柄も特に描く事なくみんなが歌って踊ってミュージカルシーンで作品は終わる。
この辺りの後半が個人的には好みではなく心残りあったかなというのが率直な感想である。
まぁもともと序盤からメッセージ性が強かったり、重い作品ではないのは伝わる為、ラフにそして楽しく見られる作品でありそしてコメディ作品である為まぁ後半のあの展開もありっちゃありなのかな。
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