めぐみへの誓いのレビュー・感想・評価
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拉致問題の啓発と映画としてのエンターテイメント性を両立させた力作
北朝鮮による日本人拉致問題を主題にした初の劇映画だ。忖度と同調圧力が優勢であるがゆえ、現在進行形の政治や外交上の問題をテーマにした映画がなかなか作られないこの国で、多難を乗り越えよくぞ完成、公開にこぎ着けてくださったとスタッフ、キャスト、そしてクラウドファンディングなどで応援した支援者の方々に感謝と敬意を表したい。
横田めぐみさんのケースは、日本政府が認定した拉致被害者17人の中でも特によく報道され、概要程度は見聞きしていた人も多かろう。しかし評者も含めそうした記憶が風化しつつある人も少なくないはずで、だからこそ、めぐみさんをはじめとする被害者らが受けた理不尽な人権侵害と被害者家族の思いをドラマ形式で観客に疑似体験させる本作は、貴重であり意義深いものだ。
それでいて、決して啓発一辺倒になることなく、純粋な劇映画として見応え十分な出来になっている。原田大二郎、大鶴…続きを読む
スタッフロールの支援者の多さ
ここまでスタッフロールの長さに圧倒される作品も珍しい。殆どが映画のための支援者である。それだけで普通の映画のスタッフロールと同じだけの長さがある。
当時13歳のめぐみさんの拉致の経緯や現地での思想教育など見ていて辛く苦しいばかりだが、現実はもっと過酷だったろうことは想像に難くない。
一人でも多くの方々にご覧になってほしい
心に刺さった。私は横田めぐみさんと小学校、中学校の時に同じクラスでした。
拉致された場面、
北朝鮮での出来事に涙が止まらなかった。
早期帰国を切望します。
野伏監督に深く感謝致します。
横田めぐみさんとの再会を誓う同級生の会
池田正樹拝
あまりこの作品は知られていないが韓国や海外でも観てもらいたい作品
ただ残念なのはかなりオリジナルの部分が多かった両親が夢に出てくるシーンは長過ぎだし拉致された77年はまだ慰安婦の話は無かったともう一人の山梨の娘は架空の話?確かめぐみさんは工作員を目撃して連れ去れたハズだし会社で寝こんで連れ出したら目撃されで翌日から出社しなかったら即怪しまれるが!
出来る限り映画館へ足を運ぶ
本日の定休日(水)は、映画「めぐみへの誓い」の2度目の鑑賞の為に、池袋シネマ・ロサへ。
たまたまレディースデーだったので申し訳ないくらい安かった。
そして、またしても号泣。
横田めぐみさんが、中学入学の時の同じように、日本の桜並木の下を歩けますように。
田口八重子さんが、大みそかに紅白歌合戦を見て、除夜の鐘を聞きながら、ご家族と共に年を越せますように。
1000人近いと思われる拉致被害者の方々全員が帰国して、当たり前のことが当たり前に過ごす事が出来ますように。
一番胸にグサリと刺したのは「私達が拉致されている事を日本が知ったら、必ずに助けに来てくれる」という台詞。
私は知っているのに、何も出来ていない。
せめて、こうして出来る限り映画館へ足を運ぶことくらい。
どうか一人でも多くの方々に、この映画を観て頂けますよう…続きを読む
拉致犯罪の全容がわかる
全ての日本人に観て欲しい映画です。
『北』に対しての怒りは当然ながら、何十年もの間、罪の無い拉致被害者を助け出せない日本政府と、自分を含む無関心だった国民に対し、情けなさと憤りで胸がいっぱいに。
「拉致問題に関してよくわからない」という人でも、この映画を見れば深いところまで理解できます。
愛する人が突然いなくなる苦しみを一度自分の事として考えてみてください。
四旬節だからこそ
縦軸には家族愛。横軸には、イエズスの救い回心への恵み。それをすごく感じられる映画です。この世の地獄とも言える場所で、はっきりと見えるかみさまのいつくしみと、どうして日本は、日本人は、動かなかったんだろう、動けなかったんだろう、黙っていたんだろう、そんなことまで見えて、なんか、単に『かわいそう』とか『過去にこんな事がありました』とかそういうので終わらない映画になっていて、四旬節だからこそ、浜松までおでかけして、三周してよかった!小さくされたものの中にこそイエズスがおられるのなら、拉致被害者、特定失踪者、そしてその家族にこそ、イエズスがおられる。日本が『平和』の名のもとに、見ないことにした、小さくされたものの全てが描かれた映画です。
演じている人たちの演技もカットのカメラワークも表情とか細かいところに至るまですごいです。
三回見てきて三回とも鼻すする音とか聞こえてきたし私自身も泣い…続きを読む
風化させてはならない、決して!
90年代、北朝鮮拉致問題に関するニュースは頻繁にメディアで取り上げられていた。大変な事が起きていると感じたし、許されない事だと思った。
しかし、それはどこか対岸の火事のような、遠い場所での出来事であるかのような、そんな茫漠とした思いに過ぎなかった。
しかし今、自分も大人となり、結婚し、娘が生まれ、、、その娘が13歳の誕生日を迎えた日に、ふと、横田めぐみさんの話が脳裏をよぎった。
もし、この子が学校帰りに、家から僅か200m以内の道で拉致されたなら?
自分の自宅に置き換えてみると200mの距離も生々しくわかる。
ああ、いつも当たり前に通学している、あの辺りまで友達と一緒にいて、そこから僅かこれだけの道のりの間に!
横田ご夫妻は、何十年間もこんな思いを抱えて過ごしてこられたのか!
今までいかに自分の想像力は貧困であったのかを再認識させられた。<…続きを読む
これを放置してきた日本人・・・
こんなにも同胞を拉致され 収容所で過酷な生活を強いられ
そんな同胞を助けにも行けない今の憲法。
あらゆることを考えさせる そして平和ボケした日本人に
今見なければ この先の世界で生きぬけないし
国を失う羽目になると思わせる映画・・・
脚色部分に賛否があるが これはドキュメントではない!
見た人の心を動かし 究極の目的は「奪還」である・・
だからこれでいい できることが一般の自分にもある・・
それを映画そのものが教えてくれた。
創作部分の必要性はあるのだろうか?
知るべき事実、許せない事実・・・「拉致被害」。
この事実の存在、その事実の顛末、残された被害者家族の苦悩、国の体たらく・・・
決して終わっていないこの信じがたい許しがたい事実を風化させないためにも、忘れてはいけない日本としての負の歴史として、忘れてはならないことを映画作品として残し、上映することに大きな意義を感じます。
ただ、悲しいかな、本作の上映間の少なさが現在の日本の本件に対しての興味の低さを物語っているのではないでしょうか?残念です。
さて、作品としての感想ですが、映画としてはしっかり作られておりますが、僕個人の意見ですが、創作面が邪魔をしていると感じました。
公式HPで原作・脚本・監督の野伏さんが
「〜しかし、見る人の心を動かすためには、理不尽さへの怒りだけではなく、映画としての感動が無くてはなりません。逆境の中で生き抜く、横田め…続きを読む
北朝鮮拉致問題の何が問題か?
見終わった後怒りがこみあがる。
これだけの犯罪行為があって、
いったい日本の政府は何をやっているんだ!!
外務省は何をやっているんだ!!
警察は何をやっているんだ!!
マスメディアは何をやっているんだ!!
出来れば映画のなかでその点を、
もっと掘り下げてほしかった。
問題は明確だ。
私達は彼等に仕事をさせなければならない。
拉致問題を解決できない、
拉致問題を解決しようとしない、
これは日本の問題だ。
救出に行きたい
去年の新入社員に聞いてみたんです。大韓航空機事件も、金賢姫も、曽我ひとみさんも知りませんでした。横田めぐみさんの名前だけは聞いた事があるけど、北朝鮮による拉致の事も、国内に協力者がいたことも、彼らを逮捕することができない事も、知らないんですよ。
1985年「スパイを逮捕できる法律案」は、強行に反発する日弁連と朝日による人権問題へのすり替えネガキャンで反対世論が形成され、廃案に追い込まれました。手っ取り早く言うと、小松政男さんなどは「協力した事」を理由に逮捕できないんです。
ちょっと脱線を戻して。
つまり。すでに、この問題は「風化し始めている」。
駄目ですよ、忘れちゃ。
よって、映像化して残し、次世代に伝えて行くと言う点には意義を感じますし、全力で支持したいです。
映画の方は、すでに良く知られている事実のみを脚色化したシンプルな造り…続きを読む
知ってる事でも映像で観ると悲しみと怒りが増す
1977年11月15日、中学校に通う13歳の横田めぐみちゃんがバトミントンの部活を終え帰宅途中に拉致され、北朝鮮へと連れて行かれた。ここから先は想像を混じえての事だと思うが、朝鮮語を覚えたら帰国できるという言葉を信じて本当に必死に勉強したのだろう。その約束が嘘であったことを知り、絶望のあまり精神に破綻をきたし入院することになる。
また、幼い子どもたちを日本に残したまま拉致された田口八重子さんは、のちに大韓航空機爆破事件を起こした金賢姫の日本人化教育を行う。
この2人をメインに北朝鮮での拉致被害者の様子や日本での救出活動などを描いたドキュメンタリーのような作品。
今まで話を聞いたり救う会の活動を知ってはいたが、やはり映像で観ると悲しみや怒りが増してくる。
未だに解決できていない拉致問題だが、このような作品を通し、風化させないようにしないといけないと思う。
多くの…続きを読む
いきなり泣いた
銃で打たれるシーン、途中でちょっと違和感を覚えたのですが、見ているうちに、これは辛い苦しい目に遭っても何度でも立ち上がって助ける(助かる)ために前に進む、そう言ったメッセージなのかなとふと思って、そこからまた涙が止まりませんでした。義丹さんと小松さんのそれぞれの立場の悪役としての表情が素晴らしい。
帰ってから友人にオススメしました。
主張を抑えた再現ドラマ
自分は、断片的なニュース報道以外は、蓮池透氏の本と、アメリカ人ジャーナリストが制作したドキュメンタリー映画「めぐみ-引き裂かれた家族の30年」しか知らなかったので、観に行った。
本作は、横田めぐみさんと田口八重子さんに焦点を当てて、知られている事実が乏しい中、想像をたくましくして作った“再現”ドラマがメインである。
そこに、横田夫妻の苦闘するシーンなどが挿入される。その他の「家族会」のメンバーは、ほぼ出てこなかったと記憶する。
冒頭、街頭で署名を求めている時に、「朝鮮民族差別だ」とか、「アフリカでは飢餓の人もいるのに、なぜこのことに係わるのか」と言われるシーンが出てくる。
娘を救いたいだけなのに、こういうことを言われるのかと知って、気の毒になった。
ただし、支援者がしゃしゃり出て「国家主権の問題だ」と応酬するところは、ずれている気がした。
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映画にしてくださって有り難うございました
友達がこの映画を教えてくれました。私は日本が大好き。日本人で良かった。そう思って今日まで生きてきました。でも今までそれを何かに具体的に比較することはなかったです。私には当たり前のようにここにある自由の国、愛の国、日本。頭ではわかっていたつもりでした。北朝鮮という国が、共産党の国がどれだけ自由がないか。でも、この映画で、この目で見て、リアルに伝わってくる恐ろしさで、お恥ずかしながら、ようやく自分ごととして、受け止めることが出来ました。
めぐみさん、怖かったでしょう。その他の拉致被害者の皆さんも、どれだけ怖かったでしょうか。もしめぐみさんが私の大事な息子だったら…。私達日本人にはなぜ、こんな事をするのか出来るのか、到底理解出来ません。でも、理解出来なくても実際に起こっていてそして、まだ解決していない事件なんですよね。これから微力ながらも私に出来る事があればお手伝いしたいと思いました。そし…続きを読む
動かずにはいられない
迫力があり、知っていると思っていたことがさらに身にせまりました。
一人でも多くの人に知ってほしい現実です。
めぐみさんのご両親は政治なんかに関わりたくなかったでしょうね、普通のご家庭で普通に暮らしてただけなのに・・・知らないうちに国家間の駒にならされていた。
でもそれは私だったかも知れないし、あなただったかもしれないのですよね。
たまたまめぐみさんだったのですよね。
助けて上げたいです。
だからこの映画を見てほしい。
世論が高まることが救出の第一歩だから。
まずはもっと沢山の映画館で上映してほしいですね。
日本人が知らなければならない事実がここに!
映画『めぐみへの誓い』を観賞し、『怒り』と共にこれまで何も出来なかった自分の無力さ、申し訳なさに胸を締め付けられました。
よく映画化して下さいました。少しでも多くの日本人に観て頂き、まず知って頂きたく思います。
ひとりでも多くの方に届きますように
横田めぐみさんらたくさんの方が拉致された「北朝鮮拉致事件」
過去の事件ではありません
未だ継続中の出来事
現在も続いている現実です
決して諦めてはいけない
多くの方に知っていただくためにも、是非みてほしいです
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