「奥歯を噛み締める作品」めぐみへの誓い キース・トレバさんの映画レビュー(感想・評価)
奥歯を噛み締める作品
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以前から、この問題を考えていた者です。
本格的に興味を持ったのは、産経新聞の連載
「私の拉致取材 40年目の検証」からでした。
今日の映画は、ドキュメンタリーだと思い、この阿部雅美記者の事が出てくると
ばかり思っていたのですが、思いの外、演出が過大でした。
特に、横田めぐみさんの夢の中の火事→虐殺シーンは、
ゾンビ映画の「ゾンビの盆踊り」を連想するほど滑稽でした。
正直、雰囲気を破壊するだけなので、全面カットして欲しい。
この映画で、印象深かったのは、精神病院での日本人同士の会話で、
日本政府が必ず助け出してくれる…と励まし合うシーン。
すまない。 すまない。
日本はめぐみさんを助け出す事は出来ない。
弱小国レバノンにさえ可能だった拉致被害者救済は、
今の日本には、今後も不可能なのだ。
戦争でも起きない限り、救出の可能性はゼロである。
これが、恥ずべき日本の現状なのだ。
殆どの日本人は、拉致問題に対し、無関心である。
故に、政治家も動こうとしない。
金にも票に繋がらないからである。
米国のバージニア大学の学生、オットー・ワームビア氏(22)は北朝鮮の刑務所から解放され、6月12日に出身地の米国オハイオ州の病院に入院した。だが同19日、その若い命が失われた。
これは米国のトランプ大統領が動いたからこそ、北朝鮮が解放したのである。
安倍総理がトランプ大統領にお願いしても、横田めぐみさんは帰ってこなかった。
これが北朝鮮の判断である。
もう一度言う。
今の日本では、拉致問題が解決する望みはゼロである。
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