「世界に見てもらいたい作品」めぐみへの誓い ゆうさんの映画レビュー(感想・評価)
世界に見てもらいたい作品
先ずは、この映画を観ることさえ叶わなかった横田滋さん有本嘉代子さんを始めとした、再会できすに亡くなられたご家族の皆様に哀悼の意を表します。
この作品を一言で例えるなら、「拉致問題とは何か??を知る序章の作品」と言えます。
平成14年10月に帰国した5名のうち4名が、何故男女のペアで拉致されたのかに続きます。
劇中では一瞬で描かれているシーンでも、未だ解決出来ず存在する理由が、日本側、北朝鮮側の問題点として随所に描かれています。
この映画を多くの方に見て頂きたい理由として思った事は、国家による拉致事件は現在進行形であり、あなたが夏月、安座間美優らが演じる被害者にならない為に、原田大二郎、石村とも子らが演じた被害者家族にならない為に、そして、無意識に加害者に協力しているエキストラの面々にならない為にも見て頂きたい。
最後に、「架空の出来事だ」「北朝鮮への差別的な作品だ」「ここの部分は嘘だ」などと言う人が周囲に現れたら、その人は大鶴義丹が演じた工作員や、小松政夫、仁支川峰子が演じた協力者かも知れないので、心を許してはいけない人でしょう。
そして、映画製作を実現する為に協力した皆様やクラウドファンディングで協力をした多くの皆様を4分以上もの時間をかけ、エンドロールで紹介したてあったのは圧巻です。
最後まで席を立つ事なくご覧頂く事をお勧めします。
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