「史実を捻じ曲げた低レベルの商売映画」KCIA 南山の部長たち royalflashさんの映画レビュー(感想・評価)
史実を捻じ曲げた低レベルの商売映画
クライマックスが大ウソだ。大統領を殺害した中央情報部長は、1961年の軍事革命には参加していない。彼が「軍事革命の裏切り者め」とわめきながら、大統領を射殺するのは史実の捻じ曲げであり、でっち上げだ。これは原作者も指摘している映画の嘘だ。
映画の冒頭で「フィクションである」と腰を引きながら、日本公開の公式パンフで「歴史の闇に肉薄」と誇大宣伝するのは、姑息なやり方だ。殺人犯を「民主化」の美名で描くトンデモ映画だと思われる。
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