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私は決して泣かないのレビュー・感想・評価
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12EUROで、私は決して吸わない。
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偏見を産むじゃない。
同じEU内で、こんな事あるの?
それにポーランドは病的な人手不足。わざわざ、アイルランドへ出稼ぎ?
フランスやイギリスの半分位の生活費で生活が出来た。
「ズウォティ」は良いね。
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東京国際映画祭初日鑑賞 こちらも内容がわからずのままの鑑賞でしたが...
未成年の主人公に突きつけられる過酷な選択が鉛のように重いドラマ
主人公は17歳のオラ。父はアイルランドに出稼ぎ中で母と重い障害を持つ兄との3人暮らし。免許が取れたら車を買ってくれるという父との約束を胸に洗車のバイトに勤しんでいた時に父が事故死したとの電話連絡を受ける。英語が得意でなく兄の世話もしなければならない母に代わって独りでダブリンに渡ったオラは出稼ぎ労働者達が置かれた過酷な環境、今まで知ろうともしなかった父の素顔と死の真相といった様々な事象に直面し都度厳しい選択に迫られる。
頑固な母とぶつかり合う頑なさと兄を気遣う優しさを持つオラが容赦なく突きつけられる試練をタイトル通り涙を見せることなく大胆な行動力で乗り越える度に少しずつ露わになる冷たい現実は余りにも辛辣で、最後の最後でポンと突きつけられたものが彼女をある衝動に駆り立てるさまは一切言葉で表現されることなく観客の胸を締めつけます。終始曇天に覆われた街にポツンと置き去りにされたかのようなずっしりと重いドラマの終幕は拍手喝采が飾りました。主演のゾフィア・スタフィエイの凛とした美しさがとても印象的な忘れがたい小品です。
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