「現実逃避」林檎とポラロイド Giovanniさんの映画レビュー(感想・評価)
現実逃避
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でいいと思います。愛する妻に旅立たれて主人公は生きるのがしんどくなっちゃったんですよね。几帳面な性格してそうですし、壁にゴツゴツ頭打ち付けるぐらいヤバい状態ですから逃げればいいんです。無理押して死んじゃったら目も当てられませんから。できればその状態になる前に何とかしてほしかったですが、でもギリギリOK間に合いました良かったです。で、彼は回復プログラムという一見何の意味のなさそうなミッションを課せられ、それをこなしていくうちに何故か再び生きる力が戻ってきます。思うに人生で起こる事象に意味を与えているのは人間だけで、まあ自分が後付けでグリコのおまけみたいに(今はアソビグリコというみたいですねw)付けっちゃてるんですよね。事象事態に意味はないわけです。何が起こってもそこに執着せず、目の前を通り過ぎる風のようなものだと思えればいいのですが。もちろん奥さんが亡くなったことはとても辛く悲しいことですが、そこに過剰にマイナスの意味付けを行うと明日への一歩が出なくなるのかもしれません。回復プログラムには誰も無駄な意味付けを行わないから、純粋にそのミッションを楽しめるというのがミソなのかも。人生も同様でそのほうが生きやすいし楽しいんじゃないかと思いました。何が起こっても目の前を通り過ぎる風のようなもの。
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