「ガルパンを観ることはもはや完全に観戦」ガールズ&パンツァー 最終章 第3話 村山章さんの映画レビュー(感想・評価)
ガルパンを観ることはもはや完全に観戦
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ガルパン最終章がトーナメント戦のお話である以上、まず主人公チームである大洗女子が決勝まで進出しないと完結とするのは難しそうだから、別の予想でもなんでもなく、決勝までは対戦チームは大洗に負けると思っていていいだろう。
最終章では今のところ「主人公チームが勝つ」を逆手に取って、対戦チームの描写に時間を割くことで、常勝チームとなった大洗女子の怖さや、強敵に立ち向かう対戦チームの成長を描いている。第3話の主人公も、ほぼ知波単学園と言ってしまって過言ではない。ここまでシリーズが続いてきたからこその面白さが花開いているのだ。
なので、もはやストーリー展開よりも、その都度その都度の戦車隊としての戦術や操作の描写がいちいち素晴らしくて、本当にスポーツ競技を観戦しているような興奮を満喫している。
個人的にはシリーズのお約束になっていた入浴シーンなどが鳴りを潜めたことにも好感を持っていて、このままハードコアに戦車道を極めて欲しいと願っている。それはそれでガルパンビジネスとしては成り立たない部分もあるでしょうし、どこまでストイックを貫くのかは今後を観ないとわからないことだが、ほんともう勝ち負けとかじゃないんですよ。どのチームもがんばれ。
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